...だから褒める場合は九天の高きに迄持上げます...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...初めて訊く仲間にも殊更に自分の指導したものを誇張して褒める傾向が見られるようになった...
上田広 「指導物語」
...どんなことがあっても大勢の中の一人二人だけを褒めるということはしなくなった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...天に聞えるほどの大声で褒める...
太宰治 「新ハムレット」
...だからさう云ふ議論を褒めるには...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...褒める者も貶(けな)す者も...
中島敦 「光と風と夢」
...斯(か)う心から老巾着切の心境を褒めるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間違つても褒める者なんかありやしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...褒めると圖に乘るから始末が惡い」「尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...褒めるにおいて人後におちんや...
長谷川時雨 「家」
...大ディマジオだって褒めるだろう...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...たぶん僕の手柄を褒めるだろうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...歴史的に貫之を褒めるならば生もあながち反対にては無之候えども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...褒めるなら、せめてそれくらいのことはわかった上で、もっとマシな絵を褒めなさい」とつぶやいて見たくなるのも、そのためかもわからないのである...
三好十郎 「ゴッホについて」
...褒めるどころか最も排斥(はいせき)すべきものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...褒める声が聞える...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...あの「井戸」の茶碗を茶器だから褒めるのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...やっぱり修業てえものが違うんだな」「――そう褒めるな...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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