...禅坊主は度たび褒める代りに貶(けな)す言葉を使ふものである...
芥川龍之介 「続芭蕉雑記」
...立派な男だ!」と、今度は褒(ほ)めるとも、褒めるとも...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...矢鱈(やたら)におかずを褒めるのだ...
太宰治 「新郎」
...わが同居人を見つめながら男は手放しで褒める...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...之は当然のことだったから褒めることも貶なすことも出来ない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...褒める者も貶(けな)す者も...
中島敦 「光と風と夢」
...冗談にも褒める者は一人もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仕事が上手(じやうず)で」「大層褒めるぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その私が褒めるのだから...
長谷川時雨 「家」
...つゝましき事身にあれば人の褒めるは嘲りと聞なされて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...たまには褒めることがある...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...」と、私が褒めると、「今日は波が高いや...
正宗白鳥 「吉日」
...褒めるなら、せめてそれくらいのことはわかった上で、もっとマシな絵を褒めなさい」とつぶやいて見たくなるのも、そのためかもわからないのである...
三好十郎 「ゴッホについて」
...お役所では官吏を褒めるときに用ゐられるのである...
森林太郎 「當流比較言語學」
...一体詩人は褒めるにも毀(そし)るにも止所(とめど)がない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...仮にも褒めるような人があると思って...
山本周五郎 「さぶ」
...私が褒める物を「それでは是れもどうぞお持ち帰り下さい」と云はれるので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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