...少しの蟠まりでも裹んで忍ぶよりは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...神路山が裹(つつ)みまして...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...白(しろ)の頭巾(づきん)に頭(あたま)を裹(つゝ)んで...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...晴やかな笑声に裹(つつ)まれていた一座は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...爾に其伺える賊の夫、其玉を乞い取りて、常は裹みて、腰に著けりたりき...
高木敏雄 「比較神話学」
...今迄(いままで)自分の身のまわりを裹(つつ)んで居た賑(にぎ)やかな雰囲気(ふんいき)を遠ざかって...
谷崎潤一郎 「秘密」
...お上さんはここで最後の運を試すんだよ」萌黄(もえぎ)の風呂敷に裹(つつ)んだその蒲団を脊負いださせるとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...模糊(もこ)として煙霧に裹(つつ)まれていたが...
徳田秋声 「縮図」
...あの「裹頭(かとう)」という姿が最もよくこれに似ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く世界一色(いっしき)の内に裹(つつ)まれてしまうに違ないと云う事を...
夏目漱石 「坑夫」
...白いシーツに裹(つつ)まれた蒲団(ふとん)が...
夏目漱石 「明暗」
...赤い布(きれ)で裹(つつ)んだ手摺(てすり)の上に載(の)せながら...
夏目漱石 「明暗」
...花道つけ際にて「どつこいしよ」と裹(つつみ)を左の肩にかけ...
三木竹二 「いがみの権太」
...さつきてめえの方の裹(つつみ)にちちうが有つたら赦(ゆる)さねえと云つたろう...
三木竹二 「いがみの権太」
...己がちやあんとこの紙に裹(つつ)んで置いた...
三木竹二 「いがみの権太」
...高名な道士に蛇の頭を麻の葉に裹(つつ)んでもらい...
南方熊楠 「十二支考」
...氈を以てこれを裹(つつ)めば数日内に毛生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...銀あって中に夥しく金を裹(つつ)めり...
南方熊楠 「十二支考」
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