...炎天へ裸で出てゐる劉は...
芥川龍之介 「酒虫」
...だから機関大尉はいま素裸でいられるのでありますなどと...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ずつと素つ裸で暮してゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...もう裸では歩けなくなったのだよ...
高村光太郎 「回想録」
...自分も丸裸でやはり丸裸の父に抱かれしがみついて大勢の人の中に交じっている...
寺田寅彦 「海水浴」
...裸で海にとびこみました...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...若い女が仰向きに真裸で横たわっている...
豊島与志雄 「無法者」
...もものあたりは普通裸で出ている...
永井隆 「この子を残して」
...裸で走って来るらしいことを認め得た時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...血染の部屋の中に裸で待つてをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前承のおおかめさんは、たしかに鬼眼鏡の有名な遊興によって、発奮したといってもよいのは、彼女も八丁堀の古着やの娘であったし、俺も働いて資産(しんだい)をつくったのだという威張りと、亭主が、横浜まで裸で、通し駕籠(かご)にのって往来(ゆきき)したというほど野蛮で、相場上手だったので運をつかんだのだが、理想が鬼眼鏡だから、自分もそうした人気者を贔屓(ひいき)にしようとした...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...男も女も子供も、真裸で、火を囲んでいるのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...裸で涼んでると、すし久来る、ひらめを食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...無茶先生は昨日(きのう)の通り頭や髭を蓬々(ほうほう)として裸で居りましたが...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...わたし裸で山羊(やぎ)の背に乗って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それは母たる自然の膝の上になお全く裸で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...裸で井戸端へとび出した伊兵衛は...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...六十の小人数ならば裸でも猪突(ちょとつ)して行ったかもしれないが...
吉川英治 「新書太閤記」
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