...妹子の歸るのに添へて裴世清と謂ふ使者を遣はした...
内藤湖南 「聖徳太子」
...裴世清には別に國書を授けて遣はしたが...
内藤湖南 「聖徳太子」
...こは裴松之が三國志を注せる時...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...裴氏(はいし)慧琳が音義一百巻を著したのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すると、裴元紹(はいげんしょう)は、はっとした容子で、「髯(ひげ)長く、面(つら)赤く、眼の切れのびやかな大将こそ、関羽というなりとは、噂だけに聞いていたが……もしやその関羽は?」「そちの眼のまえにいる者だ」「あっ、さては」驚いて馬から跳び下りたと思うと、裴元紹は、ふいに後ろの手下の中から、ひとりの若者を引きずりだして、その髻(もとどり)をつかむやいな、大地へねじ伏せた...
吉川英治 「三国志」
...だが、力が足らないので、そちの山寨へケシかけに行ったものと見える」「太(ふて)え奴」と、裴元紹は、のど首を締めつけて、いきなり短剣でその首を掻き落そうとした...
吉川英治 「三国志」
...裴元紹は、答えて、「ここから二十里ほど先の臥牛山(がぎゅうざん)(河南省・開封附近)に、関西の周倉(しゅうそう)という人物が棲んでいます...
吉川英治 「三国志」
...明らかな人道を大歩して生きたらどうだ」裴元紹は...
吉川英治 「三国志」
...だが、裴元紹は、周倉が行くなら自分にも扈従(こじゅう)をゆるされたいと、彼につづいて、関羽に訴えた...
吉川英治 「三国志」
...関羽はその裴元紹にむかって...
吉川英治 「三国志」
...崔諒がすぐ会って、「何事のお使いか」と、訊くと、使者の裴緒は、「南安すでに危うく、事急です...
吉川英治 「三国志」
...然るべき援護の策を取るべきでしょう」ところへ魏軍の裴緒(はいしょ)という者が...
吉川英治 「三国志」
...どうもあまり自慢にもなりませんな」裴宣(はいせん)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裴宣(はいせん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんなおみやげ一つにしてもさ」「世間で報恩寺の裴如海(はいにょかい)……また海闍梨(かいじゃり)ともいわれているお方ですね」「そんなむずかしい法名なんて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裴如海(はいにょかい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いつかしら裴如海(はいにょかい)の色白な顔に見えてきて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裴如海(はいにょかい)のこころもそこは同じ焦々(いらいら)だったに違いない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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