...「裳裾」が長い着物を着るときは、地面に引っ掛からないように気をつけて歩かなければならない...
...結婚式で着る「裳裾の袴」は、女性用の特別な装束である...
...「裳裾」を抱えながら走ると、結構危ないのでやめてください...
...「裳裾」が風になびくと、美しい光景になる...
...「裳裾」の長さに合わせて履く「草履」や「下駄」などの靴も大切である...
...裳裾(もすそ)もひかず...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...その風は裳裾(もすそ)や袂(たもと)を翻(ひるがえ)し...
高浜虚子 「別府温泉」
...裳裾の吹きおこす...
高見順 「如何なる星の下に」
...長い袂や長い裳裾で手足を隈の中に包み...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...一生懸命に夫婦の裳裾(もすそ)にしがみ着いているつもりのが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...裳裾(もすそ)や靴足袋(くつたび)にはしとしと水分が湿(しと)って...
徳田秋声 「あらくれ」
...やたらに長い裳裾(もすそ)のついたものであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...長い裳裾(もすそ)のついた着物を着て...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして物にさわらないように片手で裳裾(もすそ)を引上げていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その女の人は長い裲襠(うちかけ)の裳裾(もすそ)を引いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲の群れが長い裳裾をさばきつつ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ヨイトナわたしや このごろ土投げた糸つむぎ唄今朝(けさ)も雀が言ふことにや糸が切れてもわしや知らぬ糸も むらなら切れもする切れたからとてわしや知らぬまたも 雀が言ふことにや糸が切れたらつなぎやんせつないで切れたら泣きやしやんせ泣いたからとてわしや知らぬ絹の裳裾絹の裳裾(もすそ)は四辺(あたり)を照らす裾にや照らされ照らされる...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...裳裾などを押し戴きながら続く...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...飾りというべきもの一つもあらぬ水色ぎぬの裳裾(もすそ)...
森鴎外 「文づかい」
...ふんわりと揺れはためく裳裾の房がパタパタと鳴る...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...末にはするすると長い裳裾(もすそ)を曳(ひ)いて...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もつるる裳裾(もすそ)を掻き合せている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――山の裳裾(もすそ)の広い原に麦は青々とのび菜の花は香る...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??