...それが袈裟(けさ)の夫だと云う事を知った時...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...母(はは)の名(な)は袈裟代(けさよ)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...石像のお袈裟(けさ)の前へは...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...第二一二、僧侶の服制ローマ宗、ギリシア宗の僧侶および国教宗の僧侶は一種の服制ありて、五条袈裟、七条、輪袈裟、白衣、黒衣等、大いにわが仏教宗にて今日用うるところのものに似たり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...見たところたいへん大袈裟(おおげさ)でかつ厳(おごそ)かだった...
海野十三 「三人の双生児」
...何という大袈裟な機械仕掛であったろう...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...大袈裟(おおげさ)な事をする...
太宰治 「小さいアルバム」
...その仕事の一翼と自称する大袈裟(おおげさ)な身振りの文学には...
太宰治 「東京八景」
...彼女の大袈裟(おおげさ)な音調を聞くような気がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエの喜びよりもずっと大袈裟(おおげさ)に現われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...後(うし)ろ袈裟(げさ)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...玄奘法師(げんじょうほうし)の錦襴(きんらん)の袈裟(けさ)が燦然(さんぜん)と輝き...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...照吉は後ろから大袈裟(おおげさ)に斬られている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御用聞の十手は大袈裟(おほげさ)に言へば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...加十が客間へ入って来るのを見るとお馬婆は急にフッと口を噤んで腰骨が折れはせぬかと気遣われるほど大袈裟なお辞儀をする...
久生十蘭 「魔都」
...友にも語らず、秀吉にも語らず、彼はつねに座右の物のうちに、袈裟(けさ)、数珠(じゅず)などを備えていた...
吉川英治 「黒田如水」
...袈裟(けさ)を裂かれ...
吉川英治 「私本太平記」
...師の脱いだ袈裟(けさ)だけを乗せて...
吉川英治 「親鸞」
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