...而(さう)して其服裝(そのふくさう)は少(すこ)しも醫者(いしや)らしい所(ところ)は無(な)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...そんな金持ちであるからこそ樣樣に服裝をかへたりなんかしてみることもできるわけで...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...其時アキリュウスの親友パトロクロスは之を坐視するに忍びず、友の戰裝を借り、進んで勇を奮つて數人の敵將を斃したが、最後にヘクトールに殺され、其戰裝が剥ぎ取られる...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...我は汝を捕縛して服裝すべて剥ぎ取らむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...135其日眞先に戰ひて猛勇神の如くなる*エリュウタリオーン穿ちしはアレーイトスの着し武裝...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ハイカラな英語のリイダアでもみるやうな洋裝であつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...拒絶されるとこんどはボート三隻に二十名が武裝上陸...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...りゅうとした身裝(いでたち)をしたこの紳士の...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...こんな僻地でも街道に當つて居るだけにかういふ裝飾品も行はれて居るのであらう...
長塚節 「旅の日記」
...十二人の内四人は將軍と同じ裝(よそほ)ひをした近習連...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...變死の異裝な人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道具も衣裝も卷上げられの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武裝してゐるのだとよいのに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...それがどうもその頃の藝者の服裝だつたやうにも思はれる...
堀辰雄 「花を持てる女」
...「底深き」は前の「小松が下」と同じく無意味の裝飾的の語なれど「小松が下」の自然なるに如かず...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...『お前(まへ)は裝飾(さうしよく)するッて何(なん)の事(こと)だか知(し)つてるだらう...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...天長節の夜會に出る洋裝の日本婦人...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼女の衣裝は彼女自身より一層烈しく變つて行つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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