...彼等には服裝も、作法も、言葉も、態度も、すべて獨特のものがあつて、それが同じ職業の者の間ではずつと行亙つて居り、苟くもイギリスの驛傳馬車の馭者は何處にゐても他の職業商賣の者とは決して間違へられることがないのである...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...あの不思議な形をした金色の文字が濃青の裝布(クロオス)の背に落着いた光を放つてゐる...
石川啄木 「新しい歌の味ひ」
...假裝のもの、印半纒のもの、浴衣のもの、多くは繰り拔いた窓のある編笠を目深にかぶつて...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...御子はみずから布の衣裝を著て...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...こんな自分の粗末な手紙までも立派に表裝してもらつては畏入るなど仰せられた...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...中古の黒絽の道服に絹紬の着物の質素な裝をした老僧は杖をついて舟の中に向ふをむいて立つてゐられる...
近松秋江 「湖光島影」
...此樣(このやう)な行裝(ぎゃうさう)で...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
... 620斃れし敵の美麗なる戰裝更に双肩の上より剥ぐを善くし得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...736 アテーネーが父神の武裝を身に着くること VIII 384 にもあり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アートレ,デース大呼してアルガイ軍に戰裝を 15命じ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いざ光榮のわが武裝なんぢの肩の上よろへ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に反物を包む包裝紙の意匠まで考へるゆとりが出來た...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...おつぎの裝(よそほ)ひは側(そば)では疎末(そまつ)であつても...
長塚節 「土」
...梯子の下にはフランスの警官が二人武裝して立つてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...往來の人が見て笑つて居るぜ」「――」「よくその扮裝(なり)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次(つ)ぎに裝飾(そうしよく)模樣(もよう)の類(るい)も...
濱田青陵 「博物館」
...僞瞞僞裝せる一政權と...
吉川英治 「折々の記」
...配水裝置をしたために...
吉川英治 「折々の記」
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