...服裝は飾氣なしの...
石川啄木 「菊池君」
...洋裝(やうさう)した坊(ぼつ)ちやんの手(て)を曳(ひ)いて...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...また見事な裝釘の書物を詰めた小さな本箱が据ゑてある...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...重に裝身具のことなどで時間をつぶすといふことは...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...衆を亡ぼし華麗なる武裝を剥ぎて集めとり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...高く屍を引き揚げて武裝を剥ぎつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ペーレーデースついで又腰より利劍拔きかざし、激しく敵に進み行く、敵は剛強の手をのして、アキルリュウスの長槍を岸より拔くを得べからず、 175拔くべく猛に念じつゝ三たび其槍握り搖(ゆ)る、而して三たび效あらず、四度試み、勇將の投げし長槍おし曲げて、折らんとしつる折もあれ、近く迫りてアキリュウス劔を擧げて彼を打つ、腹部のもなか臍のそば、打てば臟腑は悉く 180溢れ地上に擴がりて、暗は喘げる彼の目をおほへり、かくてアキリュウス彼の胸のへ脚加へ、武裝剥ぎ取り、揚々と大言放ち陳じ曰ふ、『かく横はれ、おほいなる河靈の裔と生るるも、クロニーオーン天王の子らと戰ふ事難し、 185廣く流るる大川の靈より出づと汝曰ふ、さもあれ我はクロニオーン・ヂュウスの裔と身を誇る、我を生めるは數多きミルミドネスを司どるアイアコスの子、ペーリュウス、其アイアコス、神の裔、而してヂュウス、大海に流るる川の靈よりも 190勝る、さばかりヂュウスの子、河靈の子にぞいや勝る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
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中島敦 「河馬」
...恐らくは前世紀末に宣教師や尼さんが傳へたに違ひない・舊式の・頗る襞の多いスカートの長い・贅澤な洋裝である...
中島敦 「環礁」
...女(をんな)の子(こ)が多(おほ)いので服裝(ふくさう)に物(もの)が要(い)るとか...
夏目漱石 「門」
...彼(かれ)は其時(そのとき)服裝(なり)にも...
夏目漱石 「門」
...其の裝飾が無くして...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...身裝(みなり)は氣の毒なほど粗末ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金襴(きんらん)表裝の系圖書が何處へ行つたかわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何等の裝飾もなく...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...次(つ)ぎに裝飾(そうしよく)模樣(もよう)の類(るい)も...
濱田青陵 「博物館」
...異樣に目を惹くやうな服裝をした若い娘がまじつてゐる...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...洋裝した體格の大きい彼女は...
正宗白鳥 「新婚旅行」
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