...また運用についても不断の研究によって長短相補う如くせねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それを補うに足る方法はもはや一つとして存在しないからである...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...いわゆる彼(かれ)の長を採って我(われ)の短を補うたという訳で...
大隈重信 「女子教育の目的」
...その手間手数料で家計を補うとか...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...何れも之を補う可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...史料以外の何らかの知識によってそれを補うことであるが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...かえってこれを補うことができるほど大きなものである場合...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そうしてそのエネルギーの逸散を補うに足るだけの供給を...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...教育の不足を補うに足るりっぱな本能をそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...汝のために消え失せし世界を補う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし彼らはその数を補うに十人分の働きをもっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...文学の目的が直接にこの弊(へい)を救うにあるかどうかは問題外としても情操文学がこの陥欠(かんけつ)を補う効果を有し得る事はたしかであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...当分原稿料の不足を補うようにしたら可(よ)かろうと思う...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...今の言葉を補うようにおかみにいった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...食糧の欠乏を補うために魚を釣ることを思いついた...
久生十蘭 「地底獣国」
...画面を補うために...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かりにも史書の闕(けつ)を補うというがごとき態度ではなかったので...
柳田国男 「雪国の春」
...それを補うように...
山本周五郎 「失蝶記」
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