...その報酬は何ほどのものでもないから生活を補う資にはならなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...まず酸素不足などを補うために...
海野十三 「火星探険」
...その手間手数料で家計を補うとか...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...茲に之を補うこととせり...
高木敏雄 「比較神話学」
...私の営養不足を補うて余りあるだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...しかるに近頃アルバート・スミスという人が天然色の活動写真を発明してこの欠点を補うに到った...
寺田寅彦 「話の種」
...紙金(しきん)の通用鋳銭(ちゅうせん)などにて欠(けつ)を補うに至る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...でここでは技術家の欠乏・不足を補うために...
戸坂潤 「技術の哲学」
...ロンドン条約の不備欠陥を補うのがその目的であったことは言を俟たないというのである...
戸坂潤 「社会時評」
...それを今後の立論で補うことにして...
豊島与志雄 「電車停留場」
...暗夜にはその照燈が星の光を補う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一に社寺または古器物の写真の不足しているのを補うためにこれを買集める事...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...わたくしは塩谷宕陰(しおのやとういん)の文集に載っている「遊墨水記」を以て更にこれを補うであろう...
永井荷風 「向嶋」
...それで「日本の学問は何も出来ていない」のを補うために...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...「薬もて補うことをつゆだにもわれは思わずきょうの健やか」これなら大丈夫でしょう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...収穫の四分の一または三分の一を補うのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...象護の前身一(ある)塔中菩薩が乗った象の像少しく剥(は)げたるを補うた功徳で...
南方熊楠 「十二支考」
...この欠陥を補うには...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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