...農工業共に人不足でこれを補うべく女子の労力を要すること著しく...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...之を補うに、宗教学的神話学説を要す...
高木敏雄 「比較神話学」
...いかに蘭(ろう)たけた上であるかを想像で補うより外はなかったであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それを補うにその民族に特殊なる生活上の根本条件...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...それは上等のカストリ焼酎で補うとして...
豊島与志雄 「非情の愛」
...それを補うものは何もなかった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...レオニダスに補うにラブレー(訳者注 十六世紀フランスの物語作者にして辛辣なる皮肉諷刺に秀ず)をもってし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...炭問屋の主人の案内の足らざるを補うものもあるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...喜多八の足らざるを補うという神妙なる親切気が...
中里介山 「大菩薩峠」
...見すぼらしい嫁入り支度を眼がくらむほどすばらしく補うのに十分な金をもうけたことだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...しかし周知の如く頻々と起る不作の年の不足を補うためのより以上の変化は見られない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わが神社の短処を補うて余りあり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...けれどもそれを補うというよりそれに十分代る他のものがあったわけですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分がその精神だけを補うことにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これらの欠点を補うためには...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...これらの欠点を補うためには...
柳宗悦 「民藝四十年」
...なんにも補う必要はない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしその欠点は母親が適当に補うことができる...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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