...農工業共に人不足でこれを補うべく女子の労力を要すること著しく...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...そして彼等はまたその革命的思想の空虚を補うために...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...茲に之を補うこととせり...
高木敏雄 「比較神話学」
...いかに蘭(ろう)たけた上であるかを想像で補うより外はなかったであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その短所を補うようなしかも費用のあまりかからぬ簡便な建築法を研究してやるのが急務ではないかと思われる...
寺田寅彦 「災難雑考」
...そこで政府は怪文書取締りに就いての法の不備を補うために出版法・新聞紙法・の改正を意図していたのであるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あたかもこの插話(エピソード)の不足を補うかのように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...汝のために消え失せし世界を補う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...暗夜にはその照燈が星の光を補う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを補うのがムクの役目でなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...炭問屋の主人の案内の足らざるを補うものもあるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてその陥欠を補うものは強情の二字に外ならなかった...
夏目漱石 「道草」
...なおこれを補うべき史料としては...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...間接に自分の家計を補う因となったのだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「薬もて補うことをつゆだにもわれは思わずきょうの健やか」これなら大丈夫でしょう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...荷を売った銭は固(もと)より路用の不足を補う額には上(のぼ)らなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...かりにも史書の闕(けつ)を補うというがごとき態度ではなかったので...
柳田国男 「雪国の春」
...わたしの貧しい知識を補うためにも...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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