...裏白の魚だって?」「そうさ」と猿沢は...
梅崎春生 「Sの背中」
...銀のような裏白な髪をした老婆がいた...
田中貢太郎 「馬の顔」
...松、梅、竹、裏白、譲葉、……門松らしいものをこしらへて飾る...
種田山頭火 「其中日記」
...ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白(うらじろ)とゆずり葉と御幣(ごへい)を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...裏白やゆずり葉を輪の表に縛り付けるか裏につけるかを議論していた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...裏白(うらじろ)に水をつけて肩衣(かたぎぬ)へ少しずつ注ぎかける――それが身分に応じて...
中里介山 「大菩薩峠」
...傍(そば)に譲葉(ゆずりは)と裏白(うらじろ)と半紙と鋏(はさみ)が置いてあった...
夏目漱石 「門」
...裏白は暖地の山に繁茂している常緑の羊歯で...
牧野富太郎 「植物記」
...望裏白雲親舎虚...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ほら裏白とか何んとか云いましたね...
横光利一 「旅愁」
...矢代は千鶴子に手伝い裏白を頒け頒けしているものの...
横光利一 「旅愁」
...矢代は汗が出て来たが仕方もなく暴暴しく裏白の絡りついた茎を踏みつけて云った...
横光利一 「旅愁」
...浪裏白跳の張順は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それぞれ浪裏白跳(ろうりはくちょう)の張順(ちょうじゅん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...浪裏白跳(ろうりはくちょう)の張順が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...浪裏白跳(ろうりはくちょう)の張順だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あなたは浪裏白跳(ろうりはくちょう)の張順さんでございましょう」「げっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索