例文・使い方一覧でみる「装し」の意味

...いよいよ思いきったことをやるつもりだよ」怪人丸木に変装した佐々刑事が...
海野十三「火星兵団」

...明智探偵に変装した二十面相は... 明智探偵に変装した二十面相はの読み方
江戸川乱歩「青銅の魔人」

...辰馬の急を知って、××会から救助に来たのではあるまいか、警官に変装して、――危いぞ、これだけの人数を相手にしては敵（かな）いッこはない、何とかして十三を助けてやらなければならない、と気を揉んでいるうちに、黒い影はひとかたまりになって、裏口からどやどやと奥へなだれ込んだ... 辰馬の急を知って、××会から救助に来たのではあるまいか、警官に変装して、――危いぞ、これだけの人数を相手にしては敵いッこはない、何とかして十三を助けてやらなければならない、と気を揉んでいるうちに、黒い影はひとかたまりになって、裏口からどやどやと奥へなだれ込んだの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「黒猫十三」

...さういへばビスマークも屹度（きつと）男装してゐた婦人に相違ない... さういへばビスマークも屹度男装してゐた婦人に相違ないの読み方
薄田泣菫「茶話」

...やつらは武装していないんだぞ... やつらは武装していないんだぞの読み方
カレル・チャペック　Karel Capek 大久保ゆう訳「ＲＵＲ――ロッサム世界ロボット製作所」

...トラックの運転手と変装していた利平が... トラックの運転手と変装していた利平がの読み方
徳永直「眼」

...停車場の前には四十人許りの武装した兵士が並んでいた... 停車場の前には四十人許りの武装した兵士が並んでいたの読み方
豊島与志雄「群集」

...モンパルナスが変装してるのにほかならなかった... モンパルナスが変装してるのにほかならなかったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...苦学生に扮装したこの頃の行商人が横風（おうふう）に靴音高くがらりと人の家（うち）の格子戸（こうしど）を明け田舎訛（いなかなま）りの高声（たかごえ）に奥様はおいでかなぞと... 苦学生に扮装したこの頃の行商人が横風に靴音高くがらりと人の家の格子戸を明け田舎訛りの高声に奥様はおいでかなぞとの読み方
永井荷風「日和下駄」

...このがんりきの百が男装した松女（まつじょ）のあとを... このがんりきの百が男装した松女のあとをの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...女性（にょしょう）の男装して関所を越ゆるは... 女性の男装して関所を越ゆるはの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...私が変装して出てくるのをまっているにちがいありません... 私が変装して出てくるのをまっているにちがいありませんの読み方
平林初之輔「探偵戯曲　仮面の男」

...変装してここへ来たと思うか... 変装してここへ来たと思うかの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...今は老牧師に変装して... 今は老牧師に変装しての読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...――ぢや俺が一つ親愛なるおぢさんに扮装して... ――ぢや俺が一つ親愛なるおぢさんに扮装しての読み方
牧野信一「山彦の街」

...「田園の憂鬱」は軍装して二千円すられた... 「田園の憂鬱」は軍装して二千円すられたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...今日明日には武装した犬共が何百となく県の方から押寄せて来ようという差し迫った今だ...
三好十郎「天狗外伝　斬られの仙太」

...国家が無造作にかくも恐るべき特権で銀行を武装したことを否とせざるを得ないのである...
デイヴィド・リカアドウ　David Ricardo 吉田秀夫訳「経済学及び課税の諸原理」

「装し」の読みかた

「装し」の書き方・書き順

いろんなフォントで「装し」