...生命救助者を装う髭蓬々の男は...
海野十三 「東京要塞」
...鶴子が殺された体(てい)を装う為には...
江戸川乱歩 「鬼」
...自分の過失死を装う...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...借金取りの攻撃をのがれるために不在を装うのと同じで...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...おちょぼ口を装うこともできるし...
太宰治 「もの思う葦」
...酷薄粗暴の風を装うこと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...白砂糖はもって仮山の白雪を装うべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然し今急に眼が覚めたような風を装うのも...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...ちょうの期間だけあんなに美しく装うのです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...冷静を装う貫兵衛の顔には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...完全に不変である事物に適用できると装う者がいることを知っている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...従ってここに、全ての知覚できる対象の継続した存在を、装う傾向がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...羽振りの良い裕福な人物を装う男...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...無邪気に眠つてゐる風を装うてゐたのだ...
牧野信一 「或る日の運動」
...何気無さを装うて軽く周囲を見渡した...
牧野信一 「失題」
...彼らはただ形だけ感動のていを装うのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...装うてはいられない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一所懸命に泥酔したふうを装うつもりらしいが...
山本周五郎 「新潮記」
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