...強いて平静を装い...
海野十三 「蠅男」
...あのように街路で無心のふうを装い...
太宰治 「畜犬談」
...殊(こと)のほかきらびやかな装いをして参るとは怪(け)しからぬ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そして面白くないようなふうを装いながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その時代の姿に似あうようにその装いを変えてきたのである...
中井正一 「美学入門」
...その証拠には美々しく装い飾った馬の背に...
中里介山 「大菩薩峠」
...目の前に生きたシルクが装いをこらして...
中里介山 「大菩薩峠」
...舞台で着る衣服甲冑(かっちゅう)に身を装い...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...あたかも輿論に差支なきの姿を装い...
福沢諭吉 「徳育如何」
...一撃で殺されたように装いました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...それでこんな装いをして来たんだよ...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...右の引句ばかりではこの装いまた芸当を「上るは下るは」といいホニホロと言わず...
南方熊楠 「十二支考」
...相応(ふさわ)しい装いをと着せてくれる母はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...日曜毎(ごと)に説教を致します体(てい)を装い...
夢野久作 「暗黒公使」
...この娘はフランス人らしい装いで軽やかに美しい...
横光利一 「欧洲紀行」
...すぐ武装いたしたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...甚だしく目立つ程な装いである...
吉川英治 「平の将門」
...その一人一人の装いであった...
吉川英治 「源頼朝」
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