例文・使い方一覧でみる「袴」の意味

...白き細袴（ズボン）... 白き細袴の読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...袴のなかに小便（しゝ）を漏した... 袴のなかに小便を漏したの読み方
薄田泣菫「茶話」

...茶山は驚いて今更のやうに自分の袴を見た... 茶山は驚いて今更のやうに自分の袴を見たの読み方
薄田泣菫「茶話」

...袴を取って学校から帰ると仕事着をつけて股引わらじで籠を背負い...
中里介山「百姓弥之助の話」

...袴のとれたばかりの痕が... 袴のとれたばかりの痕がの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...津田は袴を穿（は）いてしまって... 津田は袴を穿いてしまっての読み方
夏目漱石「明暗」

...軍衣袴（ぐんいこ）を洋服といい... 軍衣袴を洋服といいの読み方
久生十蘭「ノア」

...新調のビロオドの洋袴で... 新調のビロオドの洋袴での読み方
水上瀧太郎「貝殼追放」

...児太郎の小姓袴（ばかま）の銀縫いの影がちらついていた... 児太郎の小姓袴の銀縫いの影がちらついていたの読み方
室生犀星「お小姓児太郎」

...袴野ノ麿はおれが行かなくともよかろうといった... 袴野ノ麿はおれが行かなくともよかろうといったの読み方
室生犀星「舌を噛み切った女」

...帯も袴の紐（ひも）もきっちりとは緊っていないし... 帯も袴の紐もきっちりとは緊っていないしの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...と云われました」「袴着というのはいつだ」「あたし知りませんわ」「おちつけ」と六郎兵衛は妹を睨（にら）んだ...
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...「どうやら饒舌（しゃべ）りすぎたようだ」帯刀は袴（はかま）を手ではたき... 「どうやら饒舌りすぎたようだ」帯刀は袴を手ではたきの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...「お祖父（じい）様……お腹を召しませ」与一は小さな手を血だらけの馬乗袴の上に突っ張った... 「お祖父様……お腹を召しませ」与一は小さな手を血だらけの馬乗袴の上に突っ張ったの読み方
夢野久作「名君忠之」

...革袴（かわばかま）の股立ち取り... 革袴の股立ち取りの読み方
吉川英治「剣難女難」

...半袖、半袴、泥脚絆（どろきゃはん）... 半袖、半袴、泥脚絆の読み方
吉川英治「私本太平記」

...膝行袴（たっつけ）はそのままで見苦しくない... 膝行袴はそのままで見苦しくないの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...野袴（のばかま）を穿（は）いて... 野袴を穿いての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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