...僕にはどちらにも左袒(さたん)出来ない...
芥川龍之介 「東西問答」
...われ等も欣(よろこ)んでこれに左袒(さたん)する……...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...甚しきは且つ一臂袒(ひたん)せざれば...
田中貢太郎 「続黄梁」
...さりとて全然彼の肉体万能説に左袒する訳には行きませんでした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...文化に左袒すべきである人格は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...吾々はモダーニズム文学に左袒する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...いやでも夫が文学主義に左袒しなければならない所以だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...安価なセンチメンタリズムに左袒してはいけない...
豊島与志雄 「霧の中」
...容易にわたくしの解説に左袒するであらう...
永井荷風 「雪の日」
...私は少年メニューインの掴(つか)んだバッハ魂の雄大端正さに左袒(さたん)する...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ピアノ協奏曲五つの「ピアノ協奏曲」は無条件にビクターのシュナーベル演奏のものに左袒(さたん)する...
野村胡堂 「楽聖物語」
...本論は私立に左袒したるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...しかるに同僚中に直名に左袒(さたん)する者があって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...雑報などにおいて各々その左袒(さたん)する説に応援し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...右の偏袒(かたはだぬぎ)になりて白木綿の腹巻を見せ...
三木竹二 「いがみの権太」
...髻節(もとどり)をつかまへられしまま一つ廻る中に右の偏袒(かたはだぬぎ)となる...
三木竹二 「いがみの権太」
...これから往く所があると偏袒(かたはだぬぎ)となり...
三木竹二 「明治座評」
...此種の横暴には我輩大左袒大賛成である今に新円本出版の続出するのは何故か円本の全盛期は昨年の夏秋頃で...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
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