...「星野さんがお帰りてから何んとかお便りがありましたか」と大通り近くに来てからお袋が婆やに尋ねた...
有島武郎 「星座」
...リスター・バッグと称するズック製の水袋に...
石川欣一 「比島投降記」
...胃袋の問題でしてね...
太宰治 「渡り鳥」
...あがりましょう」許宣は腰につけた銭袋から幾等(いくら)かの銭を執(と)って舟の上に置いた...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...雨に濡(ぬ)れた足袋(たび)の端がいまだにしっとりと湿(しめ)っているのが気持が悪く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...地下足袋のゴムがだんぶり泥の中へはまりこむのだからやりきれない...
種田山頭火 「行乞記」
...それを裂いて足袋底に代用したので助かった...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...ブーシュラー四つ辻(つじ)やプランシュ・ミブレー袋町で向かい合って立たしめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手を貸そうか」「いいや、もう袋の鼠じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...薯(いも)の袋を背負い...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...状袋の糊(のり)を湿(し)めして...
夏目漱石 「それから」
...抽出(ひきだし)から一寸ほどわざと余して差し込んであった状袋に眼が着いたので...
夏目漱石 「門」
...足袋地の木綿を打つ音が...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...腹の中に二たすぢのすぢ子がうすい袋におさめられ...
室生犀星 「故郷を辞す」
...戸袋の蔭にしゃがんで...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...袋も挾(はさ)み箸も持っていないが...
山本周五郎 「風流太平記」
...そして手提ゲ袋の紐を...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...我々の旅について語る必要はない――相変わらずウサギ狩りごっこの紙を倹約しながら置いていった――例の袋小路に至った旅と全く同じ種類のものだったから...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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