...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...其勢力は日中に比し衰頽せり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...その皺くちやな皮膚の上に見られる衰頽と気力との激しい挌闘(かくとう)の影は...
薄田泣菫 「茶話」
...衰頽(すいたい)と不潔と叫喚と重苦しい空気と...
田山花袋 「一兵卒」
...実に国家元気衰頽の原因となり...
田山録弥 「文壇一夕話」
...平民時代といふものは大體民族生活の衰頽期に近いて居る...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...どんなに御衰頽の時でも...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...私が芸術小説の衰頽と云ったのは...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...大正三年稿衰頽期の浮世絵一浮世絵は寛政(かんせい)文化(ぶんか)の盛時を過ぎ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...技巧的には衰頽(すいたい)を見せないまでも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...衰頽していつたかを辿ることで満足しなければならぬ...
平林初之輔 「文学方法論」
...衰頽に向ひつつあり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...ある工業の興起または衰頽...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...十六世紀の初頭にはその商業はアントワアプの競争の下に衰頽し始めた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その結果として多くの英蘭(イングランド)や外国の商人はこの衰頽都市を去って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わしがもしあの『衰頽』とか『終焉』とかいうことを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...判断の慾望が衰頽して来ているかということが私たちの深い自省を促す点であると思う...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...問 どうして近代において民藝が衰頽してきたか...
柳宗悦 「工藝の道」
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