...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...蒲生君平高山彦九郎の輩(はい)をして皇室の衰頽を歎ぜしめ勤王の大義を天下に唱えしむるにおいて最も力ありしものは嗚呼(ああ)夫(そ)れ忠臣楠氏(なんし)の事跡にあらずして何ぞや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...その皺くちやな皮膚の上に見られる衰頽と気力との激しい挌闘(かくとう)の影は...
薄田泣菫 「茶話」
...四十が来ても四十一が来ても別に心持の若々しさを失わないのみならず肉体の方でもこれと云って衰頽(すいたい)の兆候らしいものは認めないつもりでいた...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...それとも死ぬまでも惑い悶(もだ)えて衰頽した躯(からだ)を荒野に曝(さら)すのが偉大であるか愚であるか...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...私が芸術小説の衰頽と云ったのは...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...一時衰頽せざるを得なかった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...文化(ぶんか)以後に及びて忽(たちま)ち衰頽(すいたい)を醸(かも)すに至れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浮世絵はその錦絵(にしきえ)なると絵本なるとを論ぜず共に著しき衰頽(すいたい)を示せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...彼の一家は以前から衰頽に傾いて居た...
長塚節 「商機」
...老齡(ろうれい)と棋(き)力の衰頽(すいたい)と...
南部修太郎 「下手の横好き」
...衰頽していつたかを辿ることで満足しなければならぬ...
平林初之輔 「文学方法論」
...兼て又諸藝術を保存して其衰頽を救はせ給ふ可きものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...左(さ)れば自国の衰頽(すいたい)に際し...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...一と日一と日と容貌衰頽...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...ある工業の興起または衰頽...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...如何に頭腦の無い「實際家」の集團によつて國民が衰頽(デジエネレエト)するかを知らないのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そうしてかかる制度の許(もと)に美への認識は衰頽(すいたい)する一途だからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかも民藝の命脈が著しく衰頽してきた今日...
柳宗悦 「民藝四十年」
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