...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...葡萄牙(ポルトガル)は漸次衰頽し...
大隈重信 「日本の文明」
...私の弟子を取った目的は我が木彫(もくちょう)の勢力を社会的に扶植しようということにあったというよりも我が木彫芸術の衰頽(すいたい)を輓回(ばんかい)するということにあったので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...どんなに御衰頽の時でも...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...芸術的小説の衰頽(すいたい)...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...私が芸術小説の衰頽と云ったのは...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...国貞が最上の錦絵は文化文政の頃のものたる事余(よ)別に「衰頽期の浮世絵」において論ぜんと欲するが故ここには言はず(鳥居派五世清満の事も同じ論文に記したれば略す)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...過去の繁華を夢に見つゝ心地よく衰頽の平和に眠つて行く此の長崎に来い………と諭(さと)してくれるやうにも思はれた...
永井荷風 「海洋の旅」
...彼の一家は以前から衰頽に傾いて居た...
長塚節 「商機」
...老齡(ろうれい)と棋(き)力の衰頽(すいたい)と...
南部修太郎 「下手の横好き」
...フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...兼て又諸藝術を保存して其衰頽を救はせ給ふ可きものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...左(さ)れば自国の衰頽(すいたい)に際し...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...一と日一と日と容貌衰頽...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...かかる請求は最近四十年間に急速に増大し、その時以来、農業の衰頽、人口の減少、及ひコンスタンチノウプル正金送附量の減少が起っている、と云われている1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...民藝の衰頽は資本主義の勃興と平行する...
柳宗悦 「工藝の道」
...ですから工藝の分野が衰頽しては美の時代は来ないのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...被(かぶ)り物の作法は衰頽の一途をたどっている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...然(さ)れば之(これ)を以(もつ)て直(たゞち)に人口の減少を論じ仏蘭西(フランス)の衰頽(すゐたい)を唱へるのは杞憂であつて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??