...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...其勢力は日中に比し衰頽せり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...かくて第一期社會主義運動は衰頽の氣運と共に明治三十九年を迎へた...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...宗教のかくのごとく衰頽せる原因は他なし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...蒲生君平高山彦九郎の輩(はい)をして皇室の衰頽を歎ぜしめ勤王の大義を天下に唱えしむるにおいて最も力ありしものは嗚呼(ああ)夫(そ)れ忠臣楠氏(なんし)の事跡にあらずして何ぞや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...どうかしてこの衰頽(すいたい)の状態を輓回(ばんかい)したいものだと思い立ちました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私の弟子を取った目的は我が木彫(もくちょう)の勢力を社会的に扶植しようということにあったというよりも我が木彫芸術の衰頽(すいたい)を輓回(ばんかい)するということにあったので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼女は自分の衰頽(すいたい)に気づいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術的小説の衰頽(すいたい)...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...彼の一家は以前から衰頽に傾いて居た...
長塚節 「商機」
...フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...兼て又諸藝術を保存して其衰頽を救はせ給ふ可きものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...左(さ)れば自国の衰頽(すいたい)に際し...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...かかる請求は最近四十年間に急速に増大し、その時以来、農業の衰頽、人口の減少、及ひコンスタンチノウプル正金送附量の減少が起っている、と云われている1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...オランダの貿易の大部分とその漁業とは決定的に衰頽し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかれば到底合祀の好結果は短日月に見るを得ざる、そのうちに人心離散、神道衰頽、罪悪増長、鬱憤発昂、何とも名状すべからざるに至らんことを杞憂す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...問 どうして近代において民藝が衰頽してきたか...
柳宗悦 「工藝の道」
...仮りに今朝鮮が勃興し日本が衰頽し...
柳宗悦 「民藝四十年」
...被(かぶ)り物の作法は衰頽の一途をたどっている...
柳田国男 「木綿以前の事」
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