...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...他の諸階級は大産業のために衰頽し...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...ちょうどレスターの衰頽が彼のために輝かしい未来の道を開けてくれたと思われたそのとき――その瞬間に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...四十が来ても四十一が来ても別に心持の若々しさを失わないのみならず肉体の方でもこれと云って衰頽(すいたい)の兆候らしいものは認めないつもりでいた...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...まったく衰頽(すいたい)した顔だちだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術的小説の衰頽(すいたい)...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...芸術小説の衰頽と云ったまでである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...過去の繁華を夢に見つゝ心地よく衰頽の平和に眠つて行く此の長崎に来い………と諭(さと)してくれるやうにも思はれた...
永井荷風 「海洋の旅」
...老齡(ろうれい)と棋(き)力の衰頽(すいたい)と...
南部修太郎 「下手の横好き」
...歴史的に見れば一時文学の衰頽期を現出したこと等が...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...兼て又諸藝術を保存して其衰頽を救はせ給ふ可きものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...衰頽に向ひつつあり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...オランダの貿易の大部分とその漁業とは決定的に衰頽し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...判断の慾望が衰頽して来ているかということが私たちの深い自省を促す点であると思う...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...民藝の衰頽は資本主義の勃興と平行する...
柳宗悦 「工藝の道」
...もし民藝が衰頽するなら...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...しかも民藝の命脈が著しく衰頽してきた今日...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もしくは衰頽(すいたい)していたのであった...
柳田国男 「海上の道」
...然(さ)れば之(これ)を以(もつ)て直(たゞち)に人口の減少を論じ仏蘭西(フランス)の衰頽(すゐたい)を唱へるのは杞憂であつて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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