...彼らの衰勢を見て、勝利は確信できた...
...政治の衰勢が国民に不安を与えた...
...経済の衰勢により多くの企業が倒産している...
...老人の衰勢には注意が必要だ...
...大学の衰勢により、多くの学生が他の大学に転校している...
...そろそろと泥沼(どろぬま)の中にめいり込むような家運の衰勢をどうする事もできなかった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...それ衰勢ここに至る...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...純文学の衰勢を問題にし出したのは全く...
戸坂潤 「思想としての文学」
...幼少の時、父が死んで、その弟が、時代の衰勢と、自分の怠惰とから、すっかり、身代をつぶしてしまったらしく、後に、筆墨行商人になって、私の家へ、よく来たが、くると、母に叱られて、よわっていた...
直木三十五 「死までを語る」
...故ニ温泉場ヲ開イテ以テ仲街ノ衰勢ヲ挽回セントスル也...
永井荷風 「上野」
...しかしてこの衰勢を挽回(ばんかい)せしめたるものは実に役者絵中興の祖と称せらるる勝川春章(かつかわしゅんしょう)なりとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...目立たぬほどずつ衰勢に赴くのは争われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分(じぶん)の好運(かううん)衰勢(すゐせい)にだらしなく感情(かんじやう)を動亂(どうらん)させるなどは甚(はなは)だしばしば僕(ぼく)のお眼(め)に掛(か)かることだが...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...我が王朝の次第に衰勢に傾きたるも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その衰勢(すいせい)に及んではとても自家の地歩を維持するに足らず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
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