...まだその甘い匂いが衰えない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...自分の力量と弾力との衰えないのを試めして見て...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...所謂左翼出版物としての単行本は大して衰えないどころではなく...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...長い年月にも少しも衰えないで毎朝また蘇(よみがえ)ってくる新鮮な好奇心を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...他の出版物は下火になってもこれのみは衰えないのである...
中里介山 「生前身後の事」
...その太刀先(たちさき)は少しも衰えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然の容色のまだ衰えないことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...その論鋒はいよいよ衰えないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「これはうがいの水が通うからだろう」といってうがいを止めて塗香を使ったが気力が更に衰えない...
中里介山 「法然行伝」
...ちっとも衰えないで...
野村胡堂 「胡堂百話」
...入って来る水の勢いは少しも衰えないのですから...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...年をとっていくのに衰えないこの芸の特性を思うと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...別な時に桜の花を背景にしてものを言えば強いことも言われるでしょう」こんなふうにいつまでも若い心の衰えない源氏夫婦が同じ六条院の人として中宮と風流な戯れをし合っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...熱がある間も衰えない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今でも年をとって容貌の少しも衰えない人を見て...
柳田国男 「年中行事覚書」
...晩年少しも衰えない...
山本笑月 「明治世相百話」
...いくら散っても散っても衰えないで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この感化は近代に至ってギリシア文化が再生した後にも容易に衰えない...
和辻哲郎 「孔子」
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