...奥さんは食慾(しょくよく)が衰えないのが不思議ですねと...
谷崎潤一郎 「鍵」
...女は年をとっても容姿が衰えないし...
豊島与志雄 「画舫」
...下の火力が衰えないようにされている...
豊島与志雄 「文学以前」
...他の出版物は下火になってもこれのみは衰えないのである...
中里介山 「生前身後の事」
...自然の容色のまだ衰えないことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...容色の衰えないことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その論鋒はいよいよ衰えないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「これはうがいの水が通うからだろう」といってうがいを止めて塗香を使ったが気力が更に衰えない...
中里介山 「法然行伝」
...私の青春は少しも衰えないのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ちっとも衰えないで...
野村胡堂 「胡堂百話」
...入って来る水の勢いは少しも衰えないのですから...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...年をとっていくのに衰えないこの芸の特性を思うと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...別な時に桜の花を背景にしてものを言えば強いことも言われるでしょう」こんなふうにいつまでも若い心の衰えない源氏夫婦が同じ六条院の人として中宮と風流な戯れをし合っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...熱がある間も衰えない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生理主義は衰えないが...
矢田部達郎 「心理學」
...今でも年をとって容貌の少しも衰えない人を見て...
柳田国男 「年中行事覚書」
...からだはいろざかりでちっとも衰えないっていうくちさ...
山本周五郎 「季節のない街」
...いくら散っても散っても衰えないで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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