...衰えていると云う事だった...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...近頃彼は飢餓のため痩せ衰えているので五分々々の取組となった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...道徳心の衰えている時に...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...綻びだらけの衣を着て難行苦行に見るかげもなく痩せ衰えているものゝ...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...朝廷の何ごとも昔に比べて衰えているという感じから来る一種の感傷とも...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...いかにもやせ衰えている上に...
寺田寅彦 「軽井沢」
...もう視力も非常に衰えているらしかった...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...今日の如きは大衆文芸の重要なる一分野である少年文学は全く見る影もなく衰えている...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...生きる力が衰えている筈はない...
中島敦 「光と風と夢」
...お母さんも、大分衰えている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お母さんも、大分衰えている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その観念はかなり衰えていることを常に見い出す...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...衰えているというのではないのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人中に出て活動することに全く耐え得ない程に衰えている健康状態なので...
三好十郎 「俳優への手紙」
...且つ一般に稲作はやや衰えている上に...
柳田国男 「海上の道」
...すっかり視力が衰えているため...
山本周五郎 「青べか物語」
...気力が衰えているのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...色彩が淡く衰えているように感じられた...
横光利一 「比叡」
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