...真理は、表現するものだ...
太宰治 「火の鳥」
...ぬくいといふよりあたゝかいといふ言葉がそれをよく表現する...
種田山頭火 「其中日記」
...ただ單に樣態すなはち偶有性を表現するところの觀念よりも...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...次のように表現することが出来る...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...その科学的操作又は分析を一々実地に表現する代りに...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...空間をただ部分的に表現する名辞でしかない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処で文学はいつでもそれが表現する思想内容を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...を表現するようになる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...神が一定の限られたる期間人間の文化的生において自己を表現するを意味する外はない...
波多野精一 「時と永遠」
...人を待つことにしたのは心持を表現する一手段である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...物理学者もあらゆる任意の対象を研究するのでなく却って物理的意味を表現するものとして彼に呼び掛けるものを研究する...
三木清 「哲学入門」
...そして人間の社會的存在を最も包括的に表現するところの名は階級であると考へるのである...
三木清 「認識論」
...それはどう表現するだろう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その境界や場面のうちで最も相手の弱点を捕え得べき感情や意志を腹の底から表現する事が出来るのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...文学者の技術はこれを他人より二三倍の度で多く表現するだけにすぎぬ...
横光利一 「欧洲紀行」
...すなわち我々の生命活動は何らかの形で自己を表現することにほかならない...
和辻哲郎 「創作の心理について」
...最も適切に表現するところは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...苦しむ要なき苦悩を単にそれ自身として表現する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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