...若し自己を表現する為とすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...對象に對する愛を表現するのは換言すれば人を牽引し人を感動させる對象の力を表現することである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...日本人は感情を表現するかということであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...朝鮮に於て東西南北等の考を表現するに殆ど國語を失ひ...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...太陽を表現する赤い玉を特別神聖な最高なものとしてあがめていた...
永井隆 「この子を残して」
...然し私はそれを表現することは出来ないのだ...
中原中也 「地上組織」
...忘れられもしないが又表現することも出来ない...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...個が全を表現することが全の自己表現となることであり...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...すべて表現するものが表現せられるものとして...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...かかる現在は客體面において又客體間の聯關を通じて自己を表現する主體を俟つてはじめて成立する...
波多野精一 「時と永遠」
...この方法論は一方には建部賢弘その人の人物を表現すると同時に...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...一個の個性は全世界の意味を唯一の仕方で現實化し表現するミクロコスモスである...
三木清 「人生論ノート」
...我も汝も社会を表現するものとして我であり汝である...
三木清 「哲学入門」
...そしてそれを装飾して表現する立場をもっていたのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あらゆる境涯・感情を表現するに足らぬのは当り前の話である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その柔軟なからだで表現する不謹慎な嬌態(きょうたい)とは...
山本周五郎 「風流太平記」
...独逸(ドイツ)人は能楽のリズムを表現する間拍子が異常な発達を遂げているのに驚異して...
夢野久作 「能とは何か」
...屋根の重さと柱の力との間の安定した釣り合いを表現する有力な契機がひそんでいる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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