...かう云ふ画趣を表現することは蕪村さへ数歩を遜(ゆづ)らなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...表象とは愛が己(おの)れ自ら表現するための煩悶(はんもん)である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...砧擣(う)つ炎の情を内面にひそめている女を表現するには元禄の女のほうがいいと思ったからであります...
上村松園 「謡曲と画題」
...文章を以て絵画や彫刻の表現するものと同一の美を取扱って見たい...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...その物を見る眼の精確さは? 細かさは? またその見た物を表現する頭と手との聡明さは? また毛ぼりのやうに細かに心と物とをくつつけて行くその手腕は?『これは矢張...
田山録弥 「三月の創作」
...そうしてそれだけを強調して表現する...
寺田寅彦 「生ける人形」
...たとえばだいじのむすこを毒殺された親父(おやじ)の憂鬱(ゆううつ)を表現する室内のシーンでもその画面の明暗の構図の美しさはさまにレンブラントを想起させるものがあるが...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...しかし芸術は事物その物よりはこれを表現する方法にあるとも言わば言われぬ事はあるまい...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...自己を正確に表現することのはなはだしい困難さであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...またせずにはいられなくて表現するものとなるのである...
中井正一 「美学入門」
...この法則を巧(うま)く数学的に表現することが出来れば...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...直ちにこれを表現することに無ければならぬ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いやな奴はいやな奴として表現する...
宮本百合子 「行為の価値」
...それを単純化して表現するだけであるとしたらつまらないと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...地震現象を表現する言葉がない...
武者金吉 「地震なまず」
...独逸(ドイツ)人は能楽のリズムを表現する間拍子が異常な発達を遂げているのに驚異して...
夢野久作 「能とは何か」
...生きる事が自己を表現することであり...
和辻哲郎 「創作の心理について」
...かの芸術が真義愛荘の高き理想を対象として「人生」を表現するはこれがためである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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