...赤が幸福の表徴であることは前にいったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その最も顕著なる表徴とせられていることについて説いてみよう...
津田左右吉 「日本精神について」
...日本海海岸には目立たなくて太平洋岸に顕著な潮汐(ちょうせき)の現象を表徴する記事もある...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...日本國に對する友誼の表徴として之を其本國に送還すべし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼處には「友誼の表徴」といふ文字があり「東洋流の無愛想」といふ豫備知識があつたのだ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何だか不幸な運命を表徴するようにも見えるのだ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...一定の表徴を示されるわけである...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...母性守護の女神として表徴した...
中里介山 「大菩薩峠」
...呼吸および生命の水を表徴する聖なる煙および水で...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...といふことの表徴を見出し得ると信じた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...また弓矢を武威の表徴のごとく言った...
南方熊楠 「十二支考」
...対手の死なせかたに表現されなければならなかった当時のモラルも柄本又七郎の行動で表徴されているし...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...要するにその感覚の感覚的表徴と変えられた意味を簡略しての感覚である...
横光利一 「新感覚論」
...このため官能表徴と感覚表徴との明確な範疇綱目を限定することは最も困難なことではあるが...
横光利一 「新感覚論」
...決して新しき感覚派なるものの感覚的表徴条件の上に何らの背理な理論をも持ち出さないのは明らかなことである...
横光利一 「新感覚論」
...清少納言の官能的表徴よりも遥に優れた象徴的感覚表徴となって現れた...
横光利一 「新感覚論」
...これら様々な感覚表徴はその根本に於て象徴化されたものなるが故に...
横光利一 「新感覚論」
...源吉の轢殺鬼という資格の表徴であった...
蘭郁二郎 「鉄路」
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