...当時の社会状態の表徴でした...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...その最も顕著なる表徴とせられていることについて説いてみよう...
津田左右吉 「日本精神について」
...日本國に對する友誼の表徴として之を其本國に送還すべし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼處には「友誼の表徴」といふ文字があり「東洋流の無愛想」といふ豫備知識があつたのだ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...これは生活の表徴とも云うべきものだ...
豊島与志雄 「慾」
...美術はまさに智慧の女神アポロによって表徴されてる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...情緒よ! 君は歸らざるかこの「胡弓」は戀を表徴してゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...といふことの表徴を見出し得ると信じた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...幸福の表徴としてはうけとられていなかった証拠だと思う...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...十分に表徴し十分に描き音楽化するところまで行っていませんでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはつよい潜在になって情緒の一つの表徴のようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...即ち新感覚派の感覚的表徴とは...
横光利一 「新感覚論」
...官能的表徴は少くとも純粋客観からのみ触発された経験的外的直感のより端的な認識表徴であらねばならぬ...
横光利一 「新感覚論」
...実は感覚的表徴のそれのごとく象徴せられた複合的綜合的統一体なる表徴能力を所有することは不可能なことである...
横光利一 「新感覚論」
...感覚的表徴能力のそれのようには独立的な全体を持たず...
横光利一 「新感覚論」
...官能的表徴は客観によりて主観的制約を受けるが故に清澄性故の直接清澄を持つほど貴重である...
横光利一 「新感覚論」
...その者は生活の感覚化と文学的感覚表徴とを一致させねばやまない無批判者にちがいない...
横光利一 「新感覚論」
...車の輪ほどの金と銀の円盤(これは日月を表徴する)...
和辻哲郎 「鎖国」
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