...表向きは蛇使いですよ」「人違いじゃない? 速水さんの調べが済んでるのよ」「いまに尻尾(しっぽ)を出すから見ていてごらんなさい...
海野十三 「三人の双生児」
...表向きはまだ聞かされてない振りをしてはいますがね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」「表向きどうということは出来ませんけれど...
豊島与志雄 「同胞」
...僕と茂夫とを表向き立派に兄弟にしてくれるのかも知れない……そして茂夫の...
豊島与志雄 「同胞」
...表向きにされた時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまり表向きに出てこない点である...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...間違つて落ちたと言ふのは表向きで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表向きは仲直りの杯を交はすといふことにして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大抵は表向き至極仲の良ささうな顏をしてゐるものであり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雜穀屋と言ふのは表向きの商賣...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...富松庄の表向きの領主は...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...僕が表向き逮捕されたということによって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...表向きの内証などとて笑いながら談話して咎(とが)むるものもなく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...譬(たと)えば封建の世に大名の家来は表向きみな忠臣のつもりにて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...表向きはデ・ドゥローム街の叔母か...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...今のは表向きだよとわざわざ連れ帰って撮影した...
山本笑月 「明治世相百話」
...表向き夜の茶に招くということで...
吉川英治 「新書太閤記」
...表向きは、当然、義絶も同様――あれ以来、父と呼ばせないと、憤(いきどお)っている体(てい)にしてあるむすめではあるが――時政の愛には、変りなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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