...政治家が表向きは支持するように見えて、裏では裏切ることを「面従腹背のやり方」と言う...
...非公式交渉により、表向きは難しい話題でも解決策を見出すことができることがある...
...仮面夫婦のように、表向きは仲が良さそうだけど実際は破綻しているカップルもいる...
...それも表向きには云われないものだから...
芥川龍之介 「文放古」
...表向きが楢のものになっております...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...作太郎と表向き夫婦にさえなってくれれば...
徳田秋声 「あらくれ」
...表向きに顔を出すことはなかったが...
豊島与志雄 「秦の出発」
...これを表向きにして...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...間違って落ちたというのは表向きで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間違つて落ちたと言ふのは表向きで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御典醫は表向き民間の診療が出來なかつたのですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...亡くなつた當主八十郎樣の母親で」「それから」「御隱居の主水(もんど)樣、御隱居と申しても、實は御先代の惣領で、八十郎樣には、腹違ひの御兄樣に當りますが、御病弱の上お足も惡く、それに學問がお好きで、武家の跡取になるのはお嫌だと申し、屋敷の外に一軒小さい家を建てて、學問三昧に暮して居ります」「――」「それから、用人の松坂彦六、若黨の三之助、あとは下男と下女だけでございます」「御當主八十郎殿の亡い跡は、板屋家の家督はどうなります」「遠縁の園江金次郎樣が、表向だけ、御養子の屆出になつて居ります」これは武家の一つの慣(なら)はしでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表向(おもてむき)祝言(しゅうげん)をしたわけではありません」「では...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...表向きは濟ましかへるがならひの僧侶など...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...檀家の中にも世話好きの名ある坂本の油屋が隠居さま仲人(なかうど)といふも異な物なれど進めたてて表向きのものにしける...
樋口一葉 「たけくらべ」
...この時の私の表向(おもてむ)きの用事は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...表向きの法令では力(つと)めてこれを制限するようにしてあったが...
柳田國男 「名字の話」
...まだ表向きにはなっていないのですから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...血統(ちすじ)が絶えそうになったが綾姫の隠し子があったのを探し出して表向きを都合よくして...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...表向き君のご家臣たる者ではござりませぬゆえ...
吉川英治 「剣難女難」
...表向(おもてむ)き大講会奉行所(だいこうえぶぎょうしょ)まで参加(さんか)を申しだしてあるものはこれだけであるが...
吉川英治 「神州天馬侠」
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