例文・使い方一覧でみる「表も裏も」の意味
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江戸川乱歩 「少年探偵団」
...お城の門は表も裏もすっかり開け放されて...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...しかしこの家の構えに於ては、表も裏も、そう近い距離では、米友の身体（からだ）で一っ飛びに飛びさえすれば、裏は直ちに表になり、表は直ちに裏返すことができるのですから始末はいいのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...表も裏も厳重に閉っていて...
野村胡堂 「九つの鍵」
...三村屋はもう表も裏も一面の火で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三村屋はもう表も裏も一面の火で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...表も裏も念入りに閉（し）めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表も裏も念入りに閉めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...表も裏も見張りが嚴重で出られないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表も裏も見張りが厳重で出られないので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おはま 世間の表も裏も...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...その表も裏も見境へもない若草のやうな総毛皮の陶然たる手ざわりと...
牧野信一 「タンタレスの春」
...うちの垣根は表も裏もからたちの生垣で...
宮本百合子 「からたち」
...表も裏もあるものなのだよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...表も裏も厳重に閉鎖され...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...だから兼好の境涯から癖（くせ）まで、彼には何もかも知られていたし、おなじように兼好もまた、道誉なる人物の、表も裏も、観（み）とおしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...お次は、御家人（ごけにん）の娘だけに、そう聞くと、『仰っしゃるように、して置きましょう』と、家の中も、表も裏も、皆開け放して、二、三ヵ所に、大袈裟（げさ）な焚火をしておいた...
吉川英治 「山浦清麿」
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