...衣川(ころもがわ)で噛(くい)しばった武蔵坊弁慶の奥歯のようなやつをせせりながら...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...女優衣川(きぬかは)孔雀が娘役として近代劇協会へ入つた時...
薄田泣菫 「茶話」
...昔衣川の戰に義經が戰つた時辨慶が出て行つて數百本の矢を負つても辨慶は倒れないでえらいものだと思つてゐましたが...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...有罪とすべく証拠が薄弱だからだ」いつの間にか衣川は立ち上って...
浜尾四郎 「正義」
...「衣川さん、礼を云うのはまだ早すぎます...
浜尾四郎 「正義」
...僕にはこの問題は恐ろしすぎるのです」目をつぶって何か考えに耽(ふけ)りつつ衣川が云う...
浜尾四郎 「正義」
...「……僕衣川柳太郎です……え? 何?……S県Nの警察?……はあ...
浜尾四郎 「正義」
...衣川さんが帰ってきて...
松本泰 「秘められたる挿話」
...下宿人の衣川という男が有力な嫌疑者となっております...
松本泰 「秘められたる挿話」
...その時衣川は左右別々の下駄を穿いていたというのです...
松本泰 「秘められたる挿話」
...衣川が盗んだ金を...
松本泰 「秘められたる挿話」
...生活費に窮した衣川は...
松本泰 「秘められたる挿話」
...ここからは衣川の流れも北方の山々も何の遮るものもなく一眸に見える...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...この衣川のものとだけになりました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...村の名は同じ衣川であるから...
柳宗悦 「陸中雑記」
...六月衣川(ころもがわ)に釣(つり)して達谷(たっこく)に入る...
柳田国男 「山の人生」
...衣川の岸近い岩と岩との間に挟まって...
柳田国男 「雪国の春」
...衣川にて老人に逢い赤魚をもらって食った...
柳田国男 「雪国の春」
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