例文・使い方一覧でみる「衞」の意味

...わが愁の甚だその行衞に似たるを嘆じ... わが愁の甚だその行衞に似たるを嘆じの読み方
田山花袋「秋の岐蘇路」

...「あるとき――大井三郎助が吉兵衞をつれてやつてきた... 「あるとき――大井三郎助が吉兵衞をつれてやつてきたの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...現實世界を外にして政治家の働く可き場所あることなし時代非なればとて政治を中止す可からず政黨腐敗したればとて必ずしも政黨其物を非認す可き謂れなきに非ずや况んや十分政黨の價値を認識せる近衞公に於てをや然らば公は既成政黨に入らむ乎若し既成政黨に入るとせば... 現實世界を外にして政治家の働く可き場所あることなし時代非なればとて政治を中止す可からず政黨腐敗したればとて必ずしも政黨其物を非認す可き謂れなきに非ずや况んや十分政黨の價値を認識せる近衞公に於てをや然らば公は既成政黨に入らむ乎若し既成政黨に入るとせばの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...主人孫右衞門の寢所から廊下續きになつて居る藏の入口の工合などを...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...主人の三右衞門を殺したのも... 主人の三右衞門を殺したのもの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...主人の又兵衞も、お米も、佐久間町の丁子屋の急變を聽いて飛んで行つた跡に、馬場要は一人泰然として杯を擧げて居るのでした...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...大番頭の半兵衞に訊いてくれ」「へエ――」八五郎は飛び出しましたが...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...春日藤左衞門は本當の事を考へて居たのです... 春日藤左衞門は本當の事を考へて居たのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...あとはお仲と三郎兵衞と... あとはお仲と三郎兵衞との読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...番所へ行つて萬屋茂兵衞に聽くがいゝ」「茂兵衞だつて... 番所へ行つて萬屋茂兵衞に聽くがいゝ」「茂兵衞だつての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...調布の仁兵衞が行方不明になつたことも... 調布の仁兵衞が行方不明になつたこともの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...吾妻屋永左衞門妙に自信らしいものがついて來ました... 吾妻屋永左衞門妙に自信らしいものがついて來ましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...谷中三崎町の細田屋善兵衞の家で... 谷中三崎町の細田屋善兵衞の家での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...二人の仲違ひの因（もと）となつたのであらう」源左衞門は首をうな垂れました... 二人の仲違ひの因となつたのであらう」源左衞門は首をうな垂れましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...よくわかりません」仲人笹屋佐兵衞は斯う話し終つて... よくわかりません」仲人笹屋佐兵衞は斯う話し終つての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」