...衝立を置いて、部屋を仕切りましょう...
...この衝立は、風水的に良いと言われています...
...衝立を敷物の間に立てると、和風な雰囲気になりますね...
...市場で手作りの木製の衝立を見つけた...
...洋服店には、試着室の前に衝立が置いてある...
...素つ裸のまゝ反身(そりみ)にじつと衝立(つゝた)つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...真中へ鏡のやうにてら/\光る衝立を立てゝあつたが...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...衣を脱いで帯といっしょに衝立へ掛けて寝たが...
田中貢太郎 「這って来る紐」
...燈明はその衝立の向う側にともっているのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...わたしは部屋の中を走り廻って衝立の隙間ごしに覗いてみたとき...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...受付兼給仕の宮崎がまだ残っていたが、衝立の陰で、何をしているのやら、ひっそりとして物音一つ立てなかった...
豊島与志雄 「擬体」
...玄関の衝立の孔雀はなほ誇りかに豪奢な尾をたれ...
中勘助 「銀の匙」
...その後(あと)から遠慮のない足音をどんどん立てて二人の小供が衝立の影まで来て...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...玄関には大きな衝立(ついたて)が立ててあった...
夏目漱石 「明暗」
...――道化の玉吉は衝立の後ろへ首だけ入れると見せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...衝立の蔭にもう一つの道化の裃(かみしも)をチラ付かせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなものは見えなかったが――」「衝立(ついたて)で隠してあった様子です...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...いつの間にか衝立の下まで押しつめられていた...
本庄陸男 「石狩川」
...衝立(ついたて)の背後をひと回りしてもとのところへ戻った...
松本泰 「宝石の序曲」
...例の衝立のかげから現われねばならない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...向かふに白紙を張つた衝立(ついたて)をおいて...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...側(わき)の一室に見える衝立(ついたて)のかげで...
吉川英治 「新書太閤記」
...隅(すみ)の衝立(ついたて)の上から...
吉川英治 「松のや露八」
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