...こんなところで行詰りたくない」やがて秋森家の門前へつくと...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...廊下の行詰りになった壁(かべ)をおすと...
田中英光 「オリンポスの果実」
...時には行詰りになつてゐるやうな小道にも入り込んだ...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...そこから資本主義の行詰りを観念的に飛び越えようとして自然科学的概念に拠る認識の代りに...
戸坂潤 「読書法」
...どこもここも行詰りになってる感じだった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...当面の混乱と行詰り的現象が生じている...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...宋史藝文志――正史藝文志の行詰り元になると宋史藝文志が出來た...
内藤湖南 「支那目録學」
...日本の近代文芸の取材の行詰りをきたし...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...山谷(さんや)や袋町の行詰りとは違い...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの自分の生涯が、土の上を走っていたから、行詰りが出来る、そのとどのつまりの行詰りは、もう極まった運命のほかに何物も無いと観念をしておりましたのに、ここには全く自分の能力を不用として、生きて行ける生涯があるということを知りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...地上を走る時には必ず行詰りがあるにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それつ切りで御座いました」新三郎もハタと行詰りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ハタと行詰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の探索もハタと行詰ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これから先はハタと行詰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...常識が常識としては行詰り...
三木清 「哲学入門」
...それらの気持は現在の世界や国内の政治不安や生活の見通しの行詰りなどからの自暴的な脱出の手段として「戦争でもまた起きたら...
三好十郎 「恐怖の季節」
...香巌寺は渓の行詰りの屏風のやうな絶壁を背にし...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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