...墓とは道路の行詰りにあらずして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それが家の裏口の所で行詰りになっていたので...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...時には行詰りになつてゐるやうな小道にも入り込んだ...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...三世紀にわたる鎖國の行詰りから救ひ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...資本主義の行詰りの小ブルジョアへの反映として説明された方が一般的ではありませんか...
戸坂潤 「読書法」
...その息苦しい行詰りの雲を...
豊島与志雄 「立枯れ」
...当面の混乱と行詰り的現象が生じている...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...山谷(さんや)や袋町の行詰りとは違い...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの自分の生涯が、土の上を走っていたから、行詰りが出来る、そのとどのつまりの行詰りは、もう極まった運命のほかに何物も無いと観念をしておりましたのに、ここには全く自分の能力を不用として、生きて行ける生涯があるということを知りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...地上を走る時には必ず行詰りがあるにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それつ切りで御座いました」新三郎もハタと行詰りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それつ切り行詰りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それっきり行詰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつは?」「それが解らないんで」八五郎の探索もここまで来てハタと行詰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の探索もハタと行詰ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これから先はハタと行詰りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それらの気持は現在の世界や国内の政治不安や生活の見通しの行詰りなどからの自暴的な脱出の手段として「戦争でもまた起きたら...
三好十郎 「恐怖の季節」
...香巌寺は渓の行詰りの屏風のやうな絶壁を背にし...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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