...行儀よく上空でぶっちがった...
海野十三 「空襲下の日本」
...行儀よく応答(うけこたえ)をしていた...
徳田秋声 「爛」
...行儀よく食卓につく教えをまず受けるべきだと言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...秋の陽を一杯に受けながら行儀よく並んで乾されていた...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...その影がまた本堂の端から端まで一列に行儀よく並んで躍っている...
夏目漱石 「草枕」
...行儀よく一列に空(くう)に懸って見える...
夏目漱石 「虞美人草」
...周囲に行儀よく据えつけてある...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...三毛子は正月だから首輪の新しいのをして行儀よく椽側(えんがわ)に坐っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...セエラは行儀よく先生のところへ出て行きました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...各自(めいめい)のお膳を行儀よくひかえる...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...父うちゃんが来るまでお行儀よくして茲の家で待つの...
細井和喜蔵 「モルモット」
...行儀よく片唾(かたず)をのんで...
本庄陸男 「白い壁」
...上の抽斗に行儀よくしまった袋入りの草根木皮を三...
山本笑月 「明治世相百話」
...ぴかぴかと黒光りのする板敷に藺(い)で作ったスリッパのような上草履(ぞうり)が行儀よく並べてあった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...人々の頭を目刺のように貫き通した公式が行儀よく死体を並べてしまう...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...行儀よく控えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...各(めいめい)のまえに行儀よくならべた配膳も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...宇治ノ里の小座敷に行儀よく並ばせられて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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