...後々にはきっと世の中に認められて来るであろうと思われる木彫りの修業をさせた方が行く行くこの児のためであろうと考え...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...行く行くは、本当の停車場になるさうです...
田山録弥 「玉野川の渓谷」
...大地を搖するおほいなる神に行く行く祈上ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...行く行くは親兄弟をも養はねばならぬやうなる不仕合(ふしあわせ)の人は縦(たと)へ天才ありと自信するも断じて専門の小説家なぞにならんと思ふこと勿(なか)れ...
永井荷風 「小説作法」
...お銀様が進んで行く行く手の谷間から...
中里介山 「大菩薩峠」
...行く行く夜の中へ微(かす)かな色を立てる煙を吐いた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...行く行く話をした...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...行く行く立派な御用聞に仕立ててやろうという平次の腹でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行く行くは歩兵戦術がひっくり返ることになる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...海へ行く行くといふことは余り云はないで呉れよ...
牧野信一 「眠い一日」
...行く行く...
正岡容 「寄席」
...行く行くは二人で力を合わせて...
三好十郎 「樹氷」
...もし行く行く同様な事件が起きたら...
吉川英治 「三国志」
...行く行く篝屋武士も...
吉川英治 「私本太平記」
...行く行く人に訊いていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...行く行く、土地(ところ)の郷士僧人なども、ちらほら、列に参加していたという...
吉川英治 「私本太平記」
...初め兵は千にも足りぬ編成だったので、その長途をあやぶまれたが、顕家は、「行く行く、途中で参陣の約ある者三、四千はかぞえられる...
吉川英治 「私本太平記」
...初め無気味な男だと思った案内人は行く行く種々の樹木名を倦みもせずに教えて呉れた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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