...まだ研究が完成していないので、あまり大きなものはないが、行く行くは、地球の旅行にも、あるいはまた宇宙を飛びまわるにも、このロケットがたいへん都合のいい乗物であった...
海野十三 「火星兵団」
...行く行くこれを捕う...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...行く行くは相当の棟梁(とうりょう)にもなれようというような考えで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...行く行く当人が嫁に参ります年頃まで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...行く行くは官吏道場というものも造り...
戸坂潤 「社会時評」
...そうして、行く行く、その設備のために生産の大部分が奪われて行ってしまうから見ていてごらんなさい――それはそうとしてですな、今度は内部に就いて伺いましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...行く行く立派な御用聞に仕立ててやろうという平次の腹でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いまはひとりで旅に行く行く...
萩原朔太郎 「南の海へ行きます」
...行く行くは歩兵戦術がひっくり返ることになる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...継母達摩后姙娠中の子は行く行く王を殺して代り立つと相師が言ったから...
南方熊楠 「十二支考」
...行く行く此種族の共同生活が...
柳田國男 「どら猫観察記」
...行く行くこの猛軍は人民の墳墓をあばいたり...
吉川英治 「三国志」
...行く行く郡県の民家を焼き...
吉川英治 「三国志」
...もし行く行く同様な事件が起きたら...
吉川英治 「三国志」
...行く行く、土地(ところ)の郷士僧人なども、ちらほら、列に参加していたという...
吉川英治 「私本太平記」
...行く行く人目に曝(さら)し歩いている風であり...
吉川英治 「私本太平記」
...なお行く行くの途中でも...
吉川英治 「私本太平記」
...初め兵は千にも足りぬ編成だったので、その長途をあやぶまれたが、顕家は、「行く行く、途中で参陣の約ある者三、四千はかぞえられる...
吉川英治 「私本太平記」
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