...今は偉い人たちの墓や記念碑があるあたりをわたしは行きつもどりつした...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...二人の間を行きつもどりつしてなだめようと骨折った...
有島武郎 「フランセスの顔」
...行きつもどりつしている一人の衛兵に...
海野十三 「太平洋魔城」
...その体を、ダン艇長が横だきにして、片隅につれて行くと、その武装をそっくり頂戴して、衛兵になりすまし、なにくわぬ顔をして、司令官室の前を、行きつもどりつ、警備をしているのである...
海野十三 「太平洋魔城」
...部屋の中を行きつもどりつしていましたが...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...部屋のなかを行きつもどりつする...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...ある日のこと私が後ろから帯をつかまへられながら木柵につかまつて川のはうを見てたら水のうへを白い鳥が行きつもどりつ魚を漁(あさ)つてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...自由自在に行きつもどりつして泳ぐさまは...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...小さな足音がたゆとうように家の前を行きつもどりつしていたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...立ちあがつて廊下をぶら/\と行きつもどりつしたりしてゐた...
牧野信一 「まぼろし」
...それはわずかにわが霊魂の表面を行きつもどりつする思いであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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