...行きかけるのをあわててとめた...
海野十三 「一坪館」
...そのテーブルの方へ歩いて行きかけたところで...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...前後して行く二三隻の小舟が白い帆を一ぱいに張つて音もなく行きかけた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...二三歩とツとツと行きかけたけれども...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...暗くなりかけた表の通りへでて行きかけました...
塚原健二郎 「海からきた卵」
...黙って行きかける)お蔦 (唄いつづける)盛り過ぎればオワラちらばらと...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...きちんとネクタイをつけた身なりのいい中年の紳士がバスから降りて海岸へ行きかけた足をかえして...
久生十蘭 「あなたも私も」
...これから行って参ります」真名古は一礼して扉の方へ行きかけたが...
久生十蘭 「魔都」
...「あなたはおくさんになんとお言いに……」二足三足行きかけてわたしは問いかけた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...やにわに町の方へ駆け出して行きかける...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(といきなり頬被りをして急いで外に行きかける)んじゃ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...茶店の横を折れて町の方へ行きかける...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...此方(こっち)だ! 此方だ! 此方だ!(とバタバタ走って舞台にかかり今井の方へ襲うて行きかける)加多 (抜刀...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...(といきなり頬被りをして急いで外に行きかける)んじゃ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...立上って土間の方へ行きかける...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...行こう!(三人花道の方へ行きかける)仙太 (見送って...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...共に、鞍上(あんじょう)の人となり、手綱をならべて、はや行きかける...
吉川英治 「私本太平記」
...もういちど訊ねて来い」「はい」源右衛門が行きかけると...
吉川英治 「新書太閤記」
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