...貴寺衆僧五六人可被成御越候則從今日奉待候――三月廿二日...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...院内の衆僧が長老の庵室へ参集して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この衆僧の『懺悔』を楯(たて)に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...毎(つね)に衆僧と約し...
南方熊楠 「十二支考」
...門跡衆僧と審議して漸く一人を得た...
南方熊楠 「詛言に就て」
...一山の高徳天室、宗謙、その他の衆僧が、曹洞最大な法華(ほっけ)をささげて、英魂の冥福をいのるあいだも、義清は、ひとみをあげて、それの壇を仰ぐことができなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...あの賢明な衆僧と...
吉川英治 「折々の記」
...衆僧に用意をつたえておくがいい」あくる日...
吉川英治 「私本太平記」
...快川のほかにも、一山にはまだ、たくさんな長老、衆僧、稚子(ちご)、雲水などいるだろうに」「あ、いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...といって、現場をつかんだわけではなし……」このとき、はや衆僧は、如海(にょかい)に引率されて、奥の法要の道場へ乗込んでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泉岳寺の衆僧は、群集の持って来たその大きな雰囲気に忽(たちま)ちつつまれてしまって、いつのまにか、自分達まで劇中の人間のように昂奮して、寺内を駈けずり廻っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...音誦朗々(おんずろうろう)――衆僧の読経もまたつづく...
吉川英治 「親鸞」
...そして今は、奈良の衆僧が、念仏門の教化とその手段というものの上から、難を拾いあげて、徹底的に、吉水へ向って、最後のとどめを刺そうとしてきたのであった...
吉川英治 「親鸞」
...南都の衆僧からも...
吉川英治 「親鸞」
...衆僧(しゅうそう)の誦経(ずきょう)と蝉(せみ)しぐれの音を耳に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...衆僧の読経が終る...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ある時近仕の侍者たちが長老に言った、「僧堂裡の衆僧、眠り疲れて、あるいは病にかかり退心も起こるかも知れぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし衆僧は打たれることを喜び...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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