...この衆僧の『懺悔』を楯(たて)に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...衆僧の多くは長老のもとへ集まるのを苦痛に思って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...衆僧は棺をめぐって和讃(わさん)の合唱と香の煙りとで人を窒息させた...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...喜んで仏と衆僧を供養す...
南方熊楠 「十二支考」
...門跡衆僧と審議して漸く一人を得た...
南方熊楠 「詛言に就て」
...一山の高徳天室、宗謙、その他の衆僧が、曹洞最大な法華(ほっけ)をささげて、英魂の冥福をいのるあいだも、義清は、ひとみをあげて、それの壇を仰ぐことができなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...快川のほかにも、一山にはまだ、たくさんな長老、衆僧、稚子(ちご)、雲水などいるだろうに」「あ、いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...「衆僧」快川は初めて口をひらいて左右の法友へいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちッとぐらい残しといておくんなさいよ」衆僧は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...廊(ろう)のどこかで衆僧の呼ぶ声がここの男女(ふたり)を驚かせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さ、さ、ずっとすぐ御本堂のほうへ」山門で待ちかねていた海闍梨(かいじゃり)の如海(にょかい)は、衆僧とともに、先に立って内へ導く...
吉川英治 「新・水滸伝」
...音誦朗々(おんずろうろう)――衆僧の読経もまたつづく...
吉川英治 「親鸞」
...――で、彼らは、叡山(えいざん)に使者をたてて、一山の衆僧に、源氏調伏(げんじちょうぶく)の祈祷(きとう)をすべく命じた...
吉川英治 「親鸞」
...そして今は、奈良の衆僧が、念仏門の教化とその手段というものの上から、難を拾いあげて、徹底的に、吉水へ向って、最後のとどめを刺そうとしてきたのであった...
吉川英治 「親鸞」
...南都の衆僧からも...
吉川英治 「親鸞」
...また衆僧・沙弥南門より参入して「東西北幄」に着すとある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その間に衆僧は多く眠りに陥る...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...これを聞いて衆僧は皆涙を流した(同上第一)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索