...民衆の求むるものの何なるかを知る...
石川啄木 「呼子と口笛」
...うす暗い會衆席に...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...お側(そば)の衆の気苦労は一通りではなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...之を要するに儒教は昔にも今にも嘗て支那の「民衆」の信仰を受けたことの無いものである...
橘樸 「支那を識るの途」
...それにより衆生の済度(さいど)に任ぜんとする大乗仏教特有の菩薩の在り方と比較するとき...
田辺元 「メメント モリ」
...行って見ましょうよ」私はナオミのあとに附いて広場の群衆を横切って行きましたが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こほろぎは最も大衆的歌手だ...
種田山頭火 「其中日記」
...北米合衆国の気象台で定めたスリート(sleet)というものの定義が大体この凍雨に相当している...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
... 305*メノイチオスの子と共に部下の衆兵引きつれてペーレーデース陣營と戰船さして歸り去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聴衆の一部分は出入口をふさいでつっ立っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かかることが一つの運動として巨大なる動きをするときはじめて、図書館の概念は、新しい颯爽たる姿をもって、大衆の前にあらわれ、大衆の支持と、愛とを得ることができるのである...
中井正一 「野に山にかかる虹の橋」
...衆を教育すると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうして(いまだに家柄の次には腕力が最もものを言うはずの)島民の間で衆人を懼(おそ)れさせることが出来るか...
中島敦 「環礁」
...呆気にとられている聴衆の顔を見渡しながら...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...なんでも旦那が呼んでいらつした芸者衆をすつかり集めちやつて……...
平出修 「瘢痕」
...「もののわかる女房衆にお話がしたい」と取り次がせたために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...新聞の三面記事が読める人なら必ず本格の探偵小説を理解し得ると考えてもいい位の大衆的な支持を受けつつ堂々と門を張って行きつつ在る...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...――一切衆生ハ無生ノ中ニ於(オイ)テ...
吉川英治 「私本太平記」
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