...我はふたゝびきのふ衆人に立ち廁(まじ)りて遊びたはぶれし折に劣らぬ興を覺えき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...衆が迷っており、かつ事急で理解を与える余裕のない場合は躊躇なく強制的に命令せねばならない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...おのおの將に隨ひて衆軍隊に就ける時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そして左の記録によれば印刷の仕事にたづさはる人々を漠然と「はんぎの衆」と稱んだらしい...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...お伴(とも)の衆が五六人...
中里介山 「大菩薩峠」
...平常は唯の門徒衆で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今時あんな羽織を着るのは辰巳(たつみ)の藝者衆でなきや女藝人でせうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...友達衆が怨(うら)めしい...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...衆議院議員を勇退していたが...
火野葦平 「花と龍」
...衆議院で可決した商法施行延期法案は貴族院に回付されて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...でもそれは大衆の見立てであり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...外から飛び込んで来た男衆の一人が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...民衆の工藝は全く不可能であったはずではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...何があった」「上杉方の武者衆が...
吉川英治 「上杉謙信」
...大衆文學の仕事として見逃せないものの一つであると思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...近ごろ寨首(さいしゅ)となった宋公明(そうこうめい)(宋江)は決してただの旅人衆に害を加えるようなことはしないが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...堂衆たちは一も二もなく信じたに違いない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「現在煩悩に捕われている一切の衆生にも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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