...彼女は私たちの団結の象徴であり、私たちの心の中に血肉となっている...
...このオペラは人々の感情に対して強い血肉のエネルギーを持っている...
...あなたのアイデアはとても生気に満ちており、それがこのプロジェクトに血肉を与えています...
...私たちはこの事業を成功させるために一体となり、それに血肉を与えます...
...彼女は私にとって血肉の姉妹であり、どんな困難な時でも私を支えてくれました...
...芸術はおのづから血肉の中に科学を具へてゐる筈である...
芥川龍之介 「続文芸的な、余りに文芸的な」
...果して彼等の血肉を啖(くら)ひ得たかどうかは疑問である...
芥川龍之介 「僻見」
...而れども言語の未だ血肉とならざりし世にありし靈魂の王たる人々のこゝにあるを見るに(およ)びて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...故にそれ等の人々は道徳的法則が石碑の上に書かれたるに非ずして血肉の上に書かれたるものであるといふことを知つてゐる...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...「貴方と妾とは血肉を分けた兄妹じゃありませんか...
海野十三 「三人の双生児」
...わが身の血肉から...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...思想の「具体化」とか「血肉化」とかいう常識で置きかえてはならぬ...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...血肉がじっとしてはおられないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...現身(うつしみ)の温かい血肉を盛った...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...人間の血肉を盛つた存在で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五濁五悪(ごじょくごあく)の血肉を抽(ぬ)き去ってその代りに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...太子種々その身の過悪を訶責し今我血肉を以てかの餓虎を救い舎利骨のみ余(のこ)されん...
南方熊楠 「十二支考」
...たしかにゴッホの人間には終生を通じてキリスト教的血肉を除外しては理解出来ないものの在るのを私は感じる...
三好十郎 「ゴッホについて」
...上等の血肉なれば一斤より一合余を得べし...
村井弦斎 「食道楽」
...それが溜(た)まるうちには必ず血肉を腐らせ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...新たなものが来ればこれに附着し血肉の養分とすること...
横光利一 「静安寺の碑文」
...蛇も食わないよ苺酒(いちござけ)は人間の血肉饅頭(まんじゅう)を割ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...切るに切れない血肉の仲...
吉川英治 「新・水滸伝」
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