...彼女は私たちの団結の象徴であり、私たちの心の中に血肉となっている...
...このオペラは人々の感情に対して強い血肉のエネルギーを持っている...
...あなたのアイデアはとても生気に満ちており、それがこのプロジェクトに血肉を与えています...
...私たちはこの事業を成功させるために一体となり、それに血肉を与えます...
...彼女は私にとって血肉の姉妹であり、どんな困難な時でも私を支えてくれました...
...その正体(しょうたい)はおん主(あるじ)の御血肉(おんけつにく)となり変る」尊いさがらめんとを信じている...
芥川龍之介 「おぎん」
...果して彼等の血肉を啖(くら)ひ得たかどうかは疑問である...
芥川龍之介 「僻見」
...その血肉を彼が喰ふに任するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...血肉の親子兄弟――それがなんだ...
伊藤野枝 「出奔」
...血肉は離れて懐かしがるべし...
種田山頭火 「其中日記」
...各個人の内に時々刻々動いている「血肉のこの刹那的自我」だというように断っているところを見ると...
辻潤 「自分だけの世界」
...わが身の血肉から...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...文学はよく云われるような思想のただの表現や血肉化や風俗化ではない...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...血肉を分けた親子だとは驚き入りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...何(なに)をしやうと血肉(けつにく)の親子(おやこ)である...
夏目漱石 「それから」
...人間の女性から五濁五惡の血肉を抽(ひ)き去つてその代りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血肉に浸み透って皮膚のいろまで染っているという彼ら代々の古い感情であったかも知れない...
本庄陸男 「石狩川」
...そういう主観の肯定が日本の地味と武者小路氏という血肉とを濾(こ)して...
宮本百合子 「「愛と死」」
...良かれ悪かれ食ったものは自分の血肉の一部になってしまっているのだろう...
三好十郎 「ゴッホについて」
...上等の血肉なれば一斤より一合余を得べし...
村井弦斎 「食道楽」
...○血肉は一斤弐十八銭...
村井弦斎 「食道楽」
...新たなものが来ればこれに附着し血肉の養分とすること...
横光利一 「静安寺の碑文」
...蛇も食わないよ苺酒(いちござけ)は人間の血肉饅頭(まんじゅう)を割ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
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