...彼は血相を変えて怒りを爆発させた...
...そのニュースを聞いて、彼女は血相を変えて涙を流した...
...敵将が血相を変えて騎馬で突撃してきた...
...彼の血相はいつも激しいため、初対面の人は怖がってしまう...
...血相を変えた彼は、すぐにキレてしまいがちだ...
...血相変へて駈けて来た...
石川啄木 「二筋の血」
...血相の変つた青年の顔を見て医師が恐れを為したのも尤もな次第であつた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...血相変えて「殺す」いいますのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...血相変えて追払う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いずれも血相を変え...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...血相変えてあらわれたので...
火野葦平 「花と龍」
...その怨みでこの家へ祟るのである」と血相変えて述べおわって覚めたと出た...
南方熊楠 「十二支考」
...奥から血相をかえたもう一人の「ぼく」が顔を出した...
山川方夫 「お守り」
...自分でも血相の変っているのがわかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...血相をお変えになってどこへお出でになるんで……ナ何ですって……...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...ジッとこの様子をながめていた妻君の血相がみるみる変って来た...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...血相をかえて掴みかかりそうになった...
夢野久作 「鉄鎚」
...血相が変って来たの……というような話が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...波路はつかみかかりそうな血相を見せた...
吉川英治 「私本太平記」
...血相をかえて、風呂屋の戸をガンガンと叩きながら、何か大声で呶鳴っていたが、カランという小桶の音も聞えない...
吉川英治 「醤油仏」
...血相もえらい凄(すご)文句である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...血相を向けて駈け出したので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...子供らの眼には永遠に拭き去れない不幸な血相を父は額の青筋にも全身にも描いて見せ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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