...彼は血相を変えて怒りを爆発させた...
...そのニュースを聞いて、彼女は血相を変えて涙を流した...
...敵将が血相を変えて騎馬で突撃してきた...
...彼の血相はいつも激しいため、初対面の人は怖がってしまう...
...血相を変えた彼は、すぐにキレてしまいがちだ...
...まだ血相を変えたまま...
芥川龍之介 「妖婆」
...何をそんなに血相をかへて騒いでゐるのです...
太宰治 「右大臣実朝」
...と二人血相かえて立ち上り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...血相変えて部屋を飛び出して来た家内と...
橘外男 「蒲団」
...血相かへて立あがるを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「そこで松沢は血相を変えて...
久生十蘭 「魔都」
...ダガシカシ……痩(やせ)我慢なら大抵にして置く方が宜かろうぜ」文三は血相を変えた……「そんな事仰(おっ)しゃるが無駄(むだ)だよ」トお政が横合から嘴(くちばし)を容(い)れた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...黄金の音を聞いて馳せ参じた模擬武士と同様血相を変へた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...血相をかえて後を追い出した...
宮本百合子 「或日」
...パッと壕の入口に飛びこんで來た杉田の顏の血相が變つている...
三好十郎 「肌の匂い」
...血相の変った呂布が剣を抜いて突っ立っているので...
吉川英治 「三国志」
...波路はつかみかかりそうな血相を見せた...
吉川英治 「私本太平記」
...そとへ!」「その錆刀の手うちを見てやろうじゃねえか」宮内(くない)の血相(けっそう)には多少おどろいたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...むしろ悽(すさま)じい血相をした三名の浪人が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...殺すものなら、武蔵さんも覚悟のこと、いさぎよく殺してあげてはどうですか」お通は、血相を変えて、喰ってかかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...容易ならない大事へ駈けつけて行くかのような血相で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まるで鬼子母神(きしもじん)のような血相になり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ほんとにやりかねまじき血相(けっそう)なのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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