...血まなこであちらこちらを探しまわったが...
海野十三 「超人間X号」
...血まなこで捜しても一枚の小判も見当らぬ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...なんとかしてモラルをつかみ出そうと血まなこだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...どの學生も職業探しに血まなこになつてゐる‥‥...
林芙美子 「就職」
...ビラも広告旗も血まなこになっているようだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ビラも広告旗も血まなこになってしまう...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...実はこないだ中から血まなこになって夜もロクロク寝とらん言うのが...
三好十郎 「好日」
...國友の子分達が血まなこになつて青島を追いかけていることは事實らしいからね...
三好十郎 「肌の匂い」
...血まなこになって活動する師走の街にあって...
山本周五郎 「年の瀬の音」
...「けれども久兵衛が血まなことなってるで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...血まなこになって...
吉川英治 「三国志」
...血まなこな戦争目的の下には...
吉川英治 「私本太平記」
...寄手はもう勝手明神の境内へ突破して来て、「宮はどこ?」と、血まなこだった...
吉川英治 「私本太平記」
...烈しい声でつづけさまに、「殿っ、殿っ」と、その血まなこは、あらぬ方へ求める人を捜(さが)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...血まなこな狂奔(きょうほん)にくれていた密偵群の網の目にも皆目(かいもく)行方知れずであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どこまでも、その血まなこを、さまよいつづけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...行く先々の城下や山沢(さんたく)に彼は剣の真理を血まなこで捜した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分たちの地盤争いに血まなこで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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