...これらが死ねばあさいの血すじはたえてしまうが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...のぶなが公のおん血すじのかた/″\をおしたいなされまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...さすが血すじだけあって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そういったふうの血すじが友吉にも伝わっているかも知れんねえ...
三好十郎 「その人を知らず」
...じぶんがどんな血すじのものか名のらないようなものとは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...皆吾に従え」ってんで自分が先祖代々から受け伝えて来た悪魔の血すじを...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...あなた様は正(まさ)しく名人のお血すじをお享(う)け遊ばしたお方に違い御座いません...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「コヤツ(福岡の人は吾が児のことをよくこんなに申します)は俺のお祖母様の血すじを引いとるらしい...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...おまえという羅馬(ローマ)王家の血すじを伝えている人間があればこそ...
吉川英治 「江戸三国志」
...単に血すじだけの上からいうと...
吉川英治 「江戸三国志」
...その王家の血すじのお蝶様をむかえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...羅馬(ローマ)王家の立派なお血すじなのです...
吉川英治 「江戸三国志」
...「准后のお血すじには...
吉川英治 「私本太平記」
...小松平重盛公(こまつたいらのしげもりこう)のお血すじ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「血すじもさることながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...母方の血すじ縁類の一族...
吉川英治 「日本名婦伝」
...あの拳法先生みたいな偉いお人の血すじに、どうしてそんな人間ばかり出来たんだろう」「だから、血すじだけじゃ、いい人間は出来ねえという証拠だな」――炉(ろ)の薪明(まきあか)りが、また暗くなりかけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それも妻として不足な女ならまた、考えようじゃが、血すじも正しい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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