...一葉の牡蠣(かき)の殼にも...
石川啄木 「雲は天才である」
...夏草の三七あひねの濱三八の蠣貝(かきかひ)に 足踏ますな...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...蠣殻町(かきがらちやう)あたりで持金をすつて了つた田舎もの...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...彼は五六日前に友達の一人が牡蠣船に行つて...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...彼はそのまま牡蠣船へ往った...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...蠣食(れいしよく)をしてゐる...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...出直して蠣殻町(かきがらちょう)にゆくことにのみ心が澄んで来た...
近松秋江 「うつり香」
...大胆にも官金を融通して蠣殻町(かきがらちょう)に万金をつかまんとせしに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...いよいよ牡蠣の根性(こんじょう)をあらわしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あの牡蠣的(かきてき)主人がそんな談話を聞いて時々相槌(あいづち)を打つのはなお面白い...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...牡蠣だつて章魚だつて...
長谷川時雨 「夏の夜」
...牡蠣だけは一向平氣に食ふことは日本人以上である...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...この件はどうしてもウマがあわないからだ」「伝馬町の送り同心は蠣店(かきだな)でわたしたといい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...酢蠣いひまほか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...どうしてどうして鳥取の夏牡蠣ときちゃあ堪らない...
矢田津世子 「茶粥の記」
...その板の上には蠣(かき)の殻(から)を多くのせて...
柳田国男 「母の手毬歌」
...蠣浜橋での乱暴を...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...蠣殻(かきがら)の白くついている柴垣越しに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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