...つねに蛇蠍(だかつ)のごとく嫌われ...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...『蝮の次ぎにはフランスでは蠍より恐れられてゐる毒虫はない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...黒い蠍の螫したのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蠍はそれを傷の中に滲ますのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蠍は尾の端に螫を持つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蝮の牙から流し出される液と蠍の螫はヴエノマスの方だから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...両乳房(ちち)の間に蠍のやうな接吻を...
富永太郎 「遺産分配書」
...蝮(まむし)や蝙蝠(こうもり)や蠍(さそり)や蚰蜒(げじげじ)や毒蜘蛛(どくぐも)などを研究することを拒み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたかも鳩(はと)の巣の中に蠍(さそり)を見いだすがようなものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三ツ山の上に大きく蠍(さそり)星が伸び上がっている...
永井隆 「長崎の鐘」
...また火を以て蠍(かつ)を取り囲むにその毒尾の尖(さき)を曲げて脊を衝いて死する事もあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...蠍はたちまち宙返りして腹を下にして落ち着く...
南方熊楠 「十二支考」
...この蠍、頭の端尖から尾の先まで四五―五七ミリメートルで、金網の裏面より落ち著く砂上まで四〇―五〇ミリメートル...
南方熊楠 「十二支考」
...ほんとうにこんなような蠍(さそり)だの勇士(ゆうし)だのそらにぎっしりいるだろうか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「蠍(さそり)の火だな」カムパネルラがまた地図と首(くび)っぴきして答えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...むかしのバルドラの野原に一ぴきの蠍(さそり)がいて小さな虫やなんか殺(ころ)してたべて生きていたんですって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そしてたったいま夢(ゆめ)であるいた天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかりまっ黒な南の地平線の上では殊(こと)にけむったようになってその右には蠍座(さそりざ)の赤い星がうつくしくきらめき...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...前の章魚よりも何十層倍大きな海蠍(うみさそり)の鋏(はさみ)が詰め寄って来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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