...蝮(まむし)や蠍(さそり)に刺されゝば...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...『蝮の次ぎにはフランスでは蠍より恐れられてゐる毒虫はない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蠍はそれを傷の中に滲ますのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蠍は尾の端に螫を持つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蠍(さそり)のやうに眠りから覺めて...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...どこの藪蔭にも石の下にも百足(むかで)だの蠍(さそり)だの蛇だのがうじゃうじゃしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...蝮(まむし)や蝙蝠(こうもり)や蠍(さそり)や蚰蜒(げじげじ)や毒蜘蛛(どくぐも)などを研究することを拒み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんたる絶望の光景だらう!わたしは魚のやうにつめたくなつて目からさうめんの涙をたらし情慾のみたされない いつでも陰氣な悶えをかんずるああこの噛みついてくる蠍(さそり)のやうにどこをまたどこへと暗愁はのたくり行くか...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...また火を以て蠍(かつ)を取り囲むにその毒尾の尖(さき)を曲げて脊を衝いて死する事もあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...カリア等に産する蠍(さそり)はよく牝豕を殺す...
南方熊楠 「十二支考」
...また蠍害を受けた豕は...
南方熊楠 「十二支考」
...北満州産の蠍を四疋贈られ愛養中二疋は死んだが...
南方熊楠 「十二支考」
...蠍はたちまち宙返りして腹を下にして落ち着く...
南方熊楠 「十二支考」
...ほんとうにこんなような蠍(さそり)だの勇士(ゆうし)だのそらにぎっしりいるだろうか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「蠍(さそり)の火だな」カムパネルラがまた地図と首(くび)っぴきして答えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「蠍(さそり)がやけて死んだのよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...むかしのバルドラの野原に一ぴきの蠍(さそり)がいて小さな虫やなんか殺(ころ)してたべて生きていたんですって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その右には蠍座(さそりざ)の赤い星がうつくしくきらめき...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
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