...彼女は癇性が激しく、些細なことで怒ることがある...
...子供が癇性を起こして泣き叫んでしまった...
...彼の癇性が原因で、プロジェクトは失敗してしまった...
...癇性を抑えるため、深呼吸をするように心がけている...
...癇性のある人とは上手く付き合っていくのが難しい...
...持ち前の癇性(かんしやう)を運んで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...)さて、『父の婚禮』といふ小説のなかに、作者の父らしい人が、二尺五寸ぐらゐの長さの、おなじ太(ふと)さの、炭を、二十本ほど、弦(つる)のついた鋸で、おなじ長さに、切るのに、半日つひやすところがあるが、かういふ、几帳面さ、凝り性、癇性、妙な贅澤さ、それが病的でさへあつたところは、小劍も、持つてゐたやうである...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...あの几帳面(きちょうめん)で癇性(かんしょう)な品子の遣り方が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...あの几帳面で癇性な品子の遣り方が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...私(わっち)ゃ癇性(かんしょう)でね...
夏目漱石 「草枕」
...私は精神的に癇性なんです...
夏目漱石 「こころ」
...精神的に癇性という意味は...
夏目漱石 「こころ」
...其所(そこ)へ彼女の癇性(かんしょう)が手伝った...
夏目漱石 「道草」
...もう歸る頃ですが――兄さんは癇性(かんしやう)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう帰る頃ですが――兄さんは癇性(かんしょう)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大旦那は癇性(かんしょう)で多勢人のいるところでは寝られないと言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奧方は癇性(かんしやう)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太い一文字眉を癇性らしく動かしながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...癇性らしい気質が...
火野葦平 「花と龍」
...妾は子供の時分からの癇性で髪の毛を長くしてはゐられない...
牧野信一 「鱗雲」
...そのうえ手に負えない癇性で...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...癇性(かんしょう)というのだろうか...
山本周五郎 「さぶ」
...「兄は癇性(かんしょう)で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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