...即ち私は日本の紙に日本の筆で蟾蜍(ひきがえる)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蟾蜍(ひきがえる)や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...關口隆正と親父の交遊は、畫家の寺崎廣業、邨田丹陵、詩人の滑川蟾如、茶人の中村宗知等と共に、明治中期の向島文人史の幾ページかを占める...
心猿 「桜もち」
...トリスタン・コルビエェル蟾蜍風の無い晩に歌がきこえる……――月は黒ずんだ青葉の曲折(ぎざぎざ)に銀を被(き)せてる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...――蟾蜍(ひきがへる)よっ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...ゆくてを塞ぐ邪魔な石を蟾蜍(ひきがへる)はつて通る...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...人目(ひとめ)に掛(かゝ)らぬ石(いし)の中(なか)に封込(ふうじこ)められた蟾蜍(ひきがへる)の如(ごと)く...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...ゆくてを塞(ふさ)ぐ邪魔な石を蟾蜍(ひきがえる)は廻って通る...
太宰治 「人間失格」
...「蟾蜍(ひきがえる)に向って...
中島敦 「環礁」
...黄色い腹と褐色の背中とを有(も)つ雌蟾蜍の謂(いい)だと...
中島敦 「環礁」
...また一説にはこれら皆空(うそ)で実は尊者の名パトリックをノールス人がパド・レクルと間違え蟾蜍(ひき)を(パダ)逐(お)い去る(レカ)と解した...
南方熊楠 「十二支考」
...蟾蜍を欧人は大変な毒物とするところから拡げて...
南方熊楠 「十二支考」
...蟾蜍が首を向けたと反対の方へ行くと全く異(ちが)って面白い...
南方熊楠 「十二支考」
...蟾蜍(ひきがえる)など蛙類に進退究(きわ)まる時頭を以て敵を押し退けんとする性あり...
南方熊楠 「十二支考」
...支那の書に角ある蟾蜍の話あるは虚構とするも...
南方熊楠 「十二支考」
...蛇の魅力はまだ精査せぬが、蟾蜍(ひき)が毒気を吹いて、遠距離にある動物を吸い落すというはこんな事で、恐怖でも何でもなく、虎や大蛇アナコンダが、鹿来るべき場所を知りて待ち伏せするような事で、蟾蜍や蛙の舌は、妙に速く出入するがあたかも吸い落すよう見ゆるのじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...已看簷隙満蟾光...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...足の下に大きな生温かい蟾蜍を踏んだのは...
山村暮鳥 「小川芋銭」
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