...「蟷螂の斧」という言葉で、強敵に挑む様子を表す...
...彼は相手に蟷螂の斧を掲げた...
...蟷螂は芸術的な動作をする昆虫として知られている...
...この公園には蟷螂がたくさんいる...
...蟷螂拳は中国武術の一つである...
...華香氏は蟷螂(かまきり)のやうにいろんな事に憤慨するのが好きだつたから...
薄田泣菫 「茶話」
...蟷螂(かまきり)と同じやうに草ぶかい片田舎にばかり住んでゐるやうに思ふ人があるかも知れないが...
薄田泣菫 「茶話」
...蟷螂(カマキリ)の子は可愛い...
種田山頭火 「行乞記」
...蟷螂(かまきり)が母指(おやゆび)ほどの大きさになり...
永井荷風 「蟲の聲」
...――蟷螂狩りは鼠狩(ねずみが)りほどの大運動でない代りにそれほどの危険がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...蟷螂でもなかなか健気(けなげ)なもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この時の蟷螂君の表情がすこぶる興味を添える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...*漸く僕が彼の肩先に蟷螂のやうな鉤型の腕をひつかけて...
牧野信一 「凩日記」
...傷ついた蟷螂のやうに首ばかりを前へ前へと伸すのだが...
牧野信一 「剥製」
...手練せし手を蟷螂がおの川や 菅江かつと車のわつといふ声谷風はまけた/\と小野川が 赤良かつをよりねの高いとり沙汰右は其の時...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...蟷螂(かままり)...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...蟷螂(とうろう)の竜車に向う斧(おの)...
山本周五郎 「百足ちがい」
...蟷螂(かまきり)の雌(めす)はその雄(をす)を食べてしまふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...蟷螂(とうろう)の斧(おの)だ」と一人が懐剣の下を潜(くぐ)ってその手を捻じ上げた...
吉川英治 「剣難女難」
...龍車に向う蟷螂(とうろう)の斧にひとしい...
吉川英治 「三国志」
...蟷螂(かまきり)ひとつ枯草へ辷(すべ)り落ちた音すらカサリと耳につく...
吉川英治 「新書太閤記」
...蟷螂(かまきり)みたいに...
吉川英治 「野槌の百」
...あんな蟷螂(かまきり)みたいな細ッこい浪人に...
吉川英治 「八寒道中」
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