...雌蕋のある花は長いそしてしつかりと螺線状に巻いた茎のさきに咲いてゐて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ちようどかたつむりの螺旋形の貝殻が...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...螺旋階段をすかして二階なり一階なりをすかしてみたが狭い視野のこととて別に異状も見当らない...
海野十三 「階段」
...この動く螺旋形の道路は近づいていくようである...
海野十三 「海底都市」
...ピストルの内部を開いて螺旋溝(らせんこう)の寸法(ディメンション)を顕微鏡(けんびきょう)で測ってみると...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...彼の魂は法螺(ほら)貝のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...是は則ち螺旋循環の必ず故路を經ざる所以...
内藤湖南 「學變臆説」
...しかし自分がわるくないのにこっちから身を引くのは法螺吹きの新聞屋をますます増長させる訳だから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...この先(さ)きを螺旋鋲(らせんびょう)の頭へ刺し込んでぎりぎり廻すと金槌(かなづち)にも使える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...本当に法螺(ほら)も吹けない男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長いもの、短いもの、黒、白、朱、螺鈿(らでん)、いろいろな鞘(さや)と、柄巻(つかまき)、鍔(つば)――二百四五十本もあるであろうか...
火野葦平 「花と龍」
...」と法螺忠が笑ふと...
牧野信一 「鬼涙村」
...ハタハタを用ゐるものは鮠釣蚕を用ゐるものは鮠釣セムシ(川の浅瀬の石に蜘蛛(くも)のやうな巣を張りて住む大きなものと川の砂の中に砂を堅めて小さき筒状の家を作りて住む形の小さなものとの二種類ある)を用ゐるものは鮠釣田螺を用ゐるものは手長海老赤蛙(あかひき)を用ゐるものは鯰(なまず)釣海の小海老を用ゐるものは小鯛釣...
正岡子規 「病牀六尺」
...仏の三十二相の第二は螺髪(らほつ)右旋(うせん)...
南方熊楠 「十二支考」
...法螺丸の法螺がイヨイヨ後光がさして来る事になる...
夢野久作 「近世快人伝」
...法螺丸の俥引(くるまひ)きにも劣るというミジメな烙印を捺(お)されて...
夢野久作 「近世快人伝」
...螺鼓銅鉦(らこどうしょう)を鳴らして...
吉川英治 「三国志」
...螺手の一吹(いっすい)も...
吉川英治 「新書太閤記」
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