...螺旋状の形を保っているのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...腐肉を食う螺とを手に入れた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...竹法螺は、大きな、そしていい音色でもって、朗々と鳴りだしました...
海野十三 「怪塔王」
...はじめ」「はーい」栄螺(さざえ)が...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...聽衆が思つたよりも大井戸に調子に乘つて法螺を福岡飯野村の青年會員六十餘名...
大町桂月 「鹿野山」
...看護婦は鐡製の螺旋形樣の物を當てがつて囘轉した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...螺鈿(らでん)の細太刀(ほそだち)に紺地の水の紋の平緒(ひらを)を下げ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...前者に於ては進歩は云わば螺旋状をなし...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...須らく無限に支派して螺形に纏繞する所の者たらざるべからざれば也...
内藤湖南 「學變臆説」
...おつぎは麥藁(むぎわら)で田螺(たにし)のやうな形(かたち)に捻(よぢ)れた籠(かご)を作(つく)つてそれを與吉(よきち)へ持(も)たせた...
長塚節 「土」
...田螺(たにし)見たいになるぜ」「心得たよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あっしは金貸しと田螺和(たにしあ)えは大嫌いなんで」「変な取合せだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...する事も言ふことも皆んな法螺だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...門口で法螺(ほら)の貝を鳴らして調伏を始めるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は時折傍若無人な法螺貝の音に似た溜息をついてゐた...
牧野信一 「毒気」
...一尺以上の法螺の貝など山伏のほかに見た人もあるまいと思わるる珍品...
山本笑月 「明治世相百話」
...たしかに法螺丸は豪(えら)いと思うね...
夢野久作 「近世快人伝」
...琴と笛と法螺(ほら)とが緩(ゆる)やかに王宮の(ほこだち)の方から響いて来た...
横光利一 「日輪」
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