...蝕まれた肺のなかに...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...大分ひどく腐蝕していて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...門族の栄華の雲に蔽(おお)われて、自家の存在と、学者の独立とを忘れていた英吉は、日蝕の日の、蝕の晴るると共に、嗟嘆(さたん)して主税に聞くべく、その頭脳は明(あきらか)に、その眼(まなこ)は輝いたのである...
泉鏡花 「婦系図」
...思うにこの人の過去はよほど根づよい不幸に蝕まれているのであろう...
伊丹万作 「顔の美について」
...蝕歯(むしば)の痛みが留(とま)る呪法(まじない)でね」一番酔っているだけに...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...被害民の人命が日一日と蝕まれてゆくことである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...日蝕のごときあなたの不在が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...静かに腐蝕してると見做(な)されています...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...降水の浸蝕のために...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...半歳の病氣に蝕(むしば)まれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...潮が砂地を侵蝕(しんしよく)するやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...書物を蠧蝕する害虫は上に述べた甲虫の仔虫すなわち幼虫が筆頭で大関である...
牧野富太郎 「植物記」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...手製の電池に残っている硫酸を注意深く塗附けて出来るだけ自然に近い状態に腐蝕させ...
夢野久作 「巡査辞職」
...自分は地金を塩化鉄で腐蝕させずにそのまま黒色を出す方法を長らく研究しているのだがいまだに思わしくいかないのでお前も暇なとき自分と一緒にやってみてくれないかというのである...
横光利一 「機械」
...屋敷の仕事は真鍮の地金をカセイソーダの溶液中に入れて軽部のすませて来た塩化鉄の腐蝕薬と一緒にそのとき用いたニスやグリューを洗い落す役目なのだが...
横光利一 「機械」
...一Q川はその幼年期の水勢をもつて鋭く山壁を浸蝕した...
横光利一 「静かなる羅列」
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