...また河岸の堤防を如何にして水蝕から保護するかを示す模型等を見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この夫を持ち得ぬ婦人が実に社会のバチルスとなって風俗を腐蝕せしめる...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...被害民の人命が日一日と蝕まれてゆくことである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...水に腐蝕浸透せられざるものとして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夕方雷雨月蝕(げっしょく)雨で見えず...
寺田寅彦 「震災日記より」
... 200心を蝕し悄然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...上半部を蝕(く)い欠(か)いた様な片破(かたわ)れ月が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...刺(とげ)だの毒だの腐蝕剤(ふしょくざい)だのを吹きかけたり浴びせかけたりするのとはまるで訳が違う...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...兎も角も時代の侵蝕を受けつつも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
......
前田普羅 「普羅句集」
......
森川義信 「冬の夜の歌」
...昨夜三日月で月蝕があった...
山本周五郎 「青べか日記」
...……片っ方の乳房を喪った偉大なヴィナス…………黄金の毒気に蝕(むし)ばまれた大理石像…………悪魔に噛(か)じられたエロの女神…………天罰を蒙(こうむ)ったバムパイヤ……なぞという無残な形容詞を次から次に考えさせられた...
夢野久作 「一足お先に」
...其の後は蟲が蝕いて一本も育たぬ...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...虫(むし)の蝕(く)つた...
與謝野寛 「蓬生」
...敵味方の兵を腐蝕(ふしょく)しだした...
吉川英治 「私本太平記」
...雨水の為(た)め斯(か)くは水蝕(すゐいつ)したるなり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...ローマ帝国の版図を東方・南方・西方に亘ってゲルマン人以上に広く侵蝕したのはアラビア人であるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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