...日がいち早く蝕(むしば)まれるこの気味悪いさびしさは想像がつくまい...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...「レビヤタン」は日月蝕を起す怪獣であって「レビヤタンを激発(ふりおこ)すに巧なる者」はこの怪獣をして日月蝕を起さしむる魔術者のことである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それらはみずからの晴れやかな天上的な雰囲気をすべての国にもたらし時の侵蝕からそれらを救っているのだから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...並んだ歯の一本がむしばみ腐蝕(ふしょく)しはじめるとだんだんに隣の歯へ腐蝕が伝播(でんぱ)して行くのを恐れるのであろう...
寺田寅彦 「自由画稿」
...糸切歯が虫に腐蝕されることは極めて稀であるが...
豊島与志雄 「理想の女」
...月輪の上部に蝕(しょく)が現れればフモオル人が禍を蒙(こうむ)るのも...
中島敦 「文字禍」
...歳月の腐蝕を受けずに...
久生十蘭 「蝶の絵」
...木地を蝕する力に乏しい...
二葉亭四迷 「平凡」
...東京(トンキン)人は月蝕を竜の所為(しわざ)とす(一八一九年リヨン版『布教書簡集(レットル・エジフィアント)』九巻一三〇頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...雨に湿(し)みて色変りところどころ虫蝕(く)いたる中折半紙に...
宮崎湖処子 「空屋」
...これを蝕(むしば)みこれを腐らすのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...利根(とね)と鬼怒川(きぬがわ)との烈(はげ)しい浸蝕によって...
柳田國男 「地名の研究」
...鉄板の腐蝕した馬蹄型の穴が在った...
夢野久作 「オンチ」
...……片っ方の乳房を喪った偉大なヴィナス…………黄金の毒気に蝕(むし)ばまれた大理石像…………悪魔に噛(か)じられたエロの女神…………天罰を蒙(こうむ)ったバムパイヤ……なぞという無残な形容詞を次から次に考えさせられた...
夢野久作 「一足お先に」
...屋敷の仕事は真鍮の地金をカセイソーダの溶液中に入れて軽部のすませて来た塩化鉄の腐蝕薬と一緒にそのとき用いたニスやグリューを洗い落す役目なのだが...
横光利一 「機械」
...ナポレオンの軍馬が破竹のごとくオーストリアの領土を侵蝕(しんしょく)して行く地図の姿に相似していた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...駿河勢力に蚕蝕(さんしょく)されて...
吉川英治 「新書太閤記」
...内部から蝕(く)っている...
吉川英治 「平の将門」
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