...次には蝋(ろう)...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...その蝋燭(らふそく)の...
泉鏡太郎 「十六夜」
...蜜蝋蜂は蜜蝋をつくると仰云ひましたね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蝋燭の灯すらチラチラと映るぐらゐになつてゐた...
田山録弥 「島の唄」
...あぶら蝋燭(ろうそく)の燃えさし...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...多分それは私が現在思惟するものであつたのであらう、すなはち、疑ひもなく、蜜蝋そのものは、かの蜜の甘さでも、花の香りでも、かの白さでも、形體でも、音でも、あつたのではなく、かへつて少し前にはかの仕方で分明なものとして私に現はれ、現在は別の仕方で現はれるところの物體であつたのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...蝋燭の一本を手に取り一本を吹き消し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蝋燭を丁寧に抜き取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...この不可思議の蝋燭立のうしろに明らかな鏡がある...
夏目漱石 「三四郎」
...蝋燭の光に底まで讀めます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに糸を巻きつけて蝋で固めておくことをつい忘れてゐたのに気がつくと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「蝋燭を持つて下さい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その次には蜜蝋(みつらふ)と油と布を澤山使つて前のやうに光る迄磨(みが)くこと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...壁煖炉(だんろ)の上の蝋燭(ろうそく)とが燃えている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...短くなつた蝋燭がぷつ/\云ひながら焔をゆらめかす...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...早速(さつそく)幾本かの蝋燭が各室に点(つ)けられて大洞窟の闇を破つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...蝋燭(ろうそく)はいくたびか継ぎ足された...
吉川英治 「新書太閤記」
...蝋燭(ろうそく)を継いでそこだけの夜を守り...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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