...いやな蜥蜴(とかげ)だ事...
芥川龍之介 「上海游記」
...女学生は蛇や蜥蜴(とかげ)の中にいつまでもじっと佇(たたず)んでいる...
芥川龍之介 「早春」
...それは鰐(わに)と蜥蜴(とかげ)と蛙(かえる)だ」「爬蟲(はちゅう)類と両棲(りょうせい)類ですね」「うん...
海野十三 「火星探険」
...これは黒蜥蜴(くろとかげ)の様に見える粂さんが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...痩せた小さい両の掌は蜥蜴(とかげ)のそれを思い出させた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...蜥蜴の体は最早トラの胃の中にあるに...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蜥蜴(とかげ)がやってくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蜥蜴(とかげ)の腸だの...
中里介山 「大菩薩峠」
...大蜥蜴(おおとかげ)のようでもある...
中島敦 「悟浄歎異」
...や諸蜥蜴が事に臨んで...
南方熊楠 「十二支考」
...そのサモギチア地方民は十六世紀にもギヴォイテてふ蜥蜴を家神とし食を供えた(英訳ハーバースタイン『露国記(ノーツ・アッポン・ラッシア)』二巻九九頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...タミル語の諺に「全村の吉凶を予告する蜥蜴が汁鍋に堕(お)ちた」というは...
南方熊楠 「十二支考」
...上帝怒って不死性質を人より奪い蛇蜥蜴甲虫などに与えてよりこれらいずれも皮脱で若返ると...
南方熊楠 「十二支考」
...それから蜥蜴の腹を逆(さか)さに撫でるに滑らかなれど...
南方熊楠 「十二支考」
...それに張華が、蜥蜴、あるいは蜒(えんてい)と名づく...
南方熊楠 「十二支考」
...……軽い痙攣が男の横顔を蜥蜴(とかげ)のように掠めた...
夢野久作 「暗黒公使」
...蜥蜴(とかげ)のような血斑が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...陸地や湿地はどこも蛇、蜥蜴、鰐で活気があり、青々とした植物の間を昆虫がブンブン飛び回っていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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