...もう車廻しの砂利(じゃり)の上には蜥蜴(とかげ)が一匹光っている...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...蜥蝪はきっとラマルクよりもラマルキアンに違いないと思った...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...美しき色澤(いろつや)ある蜥蝪(とかげ)我が側を走り過ぎぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...また空中には翼を有する蜥蜴類が沢山に飛んで居たが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...中生代の大きな蜥蜴類も...
丘浅次郎 「人類の将来」
...濃き日影ひいて遊べる蜥蜴(とかげ)かな昭和二年五月十五日 みづほ帰朝歓迎句会...
高浜虚子 「五百句」
...蜥蜴の綺麗な色には長く見とれたし...
豊島与志雄 「霧の中」
...蜥蜴(とかげ)でもなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人も豚も鶏も蜥蜴(とかげ)も...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...蛇や蜥蜴やの爬蟲類が...
萩原朔太郎 「夢」
...それは沙漠に生き残つてゐる一匹の蜥蜴らしい...
原民喜 「鎮魂歌」
...憐(あは)れな小(ちひ)さな蜥蜴(とかげ)の甚公(じんこう)が眞中(まンなか)に居(ゐ)て...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...皆王の前身舌二枚ある蜥蜴たりし業報(むくい)にかぶれ...
南方熊楠 「十二支考」
...蜥蜴(とかげ)の身...
南方熊楠 「十二支考」
...前にも言った通り蜥蜴の足弱小に身ほとんど蛇ほど長きものを見ては誰しも蛇が蜥蜴になるものと思うだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...タミル語の諺に「全村の吉凶を予告する蜥蜴が汁鍋に堕(お)ちた」というは...
南方熊楠 「十二支考」
...これは蜥蜴の尾にも能く見るところで切った尾が跳り行くのに敵が見とれ居る間に蜥蜴は逃げ去るべき仕組みだ...
南方熊楠 「十二支考」
...背中がぞくぞくするのは?蜥蜴(とかげ)――おれだい...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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