...南京寺の石段の蜥蜴(とかげ)...
芥川龍之介 「長崎」
...その石垣の中から蜥蜴(とかげ)の銀光の肌が駛(はし)り出したかと思ふと...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...近頃発掘せられた化石のみに就いて見ても北アメリカから出たアトラントサウルスといふ蜥蜴などは体の長さが十六間もあつて...
丘浅次郎 「人類の将来」
...中世代の大蜥蜴アトラントサウルス一時絶対の優勢を占めて向ふ所全く敵なしとも云ふべき有様にあつた此等の動物が...
丘浅次郎 「人類の将来」
...一本の蜥蜴の脚を...
富永太郎 「遺産分配書」
...日向(ひなた)の蜥蜴(とかげ)みたいにうっとりとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兇悪な大蜥蜴(とかげ)...
中島敦 「南島譚」
...また足下から青蜥蜴(あをとかげ)が飛び出して来て...
槇本楠郎 「原つぱの子供会」
...蜥蜴(とかげ)の鉛筆(えんぴつ)を軋(きし)らす音(おと)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...六匹の蜥蜴(とかげ)を六人のりっぱなお供に変えました...
水谷まさる 「シンデレラ」
...あるいは蜥蜴や(がく)が蛇同様霊異な事多きより蛇とは別にこれを崇拝したから...
南方熊楠 「十二支考」
...神物出現して蜥蜴のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...本邦には蜥蜴や蠑の属数少なく余り目に立つものもないので...
南方熊楠 「十二支考」
...蜥蜴と現ずと信ず(フレザー『金椏篇(ゴルズン・バウ)』初版一巻一二六頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...精確にこれまでが蜥蜴類これからが蛇と別つ事はならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...これは蜥蜴の尾にも能く見るところで切った尾が跳り行くのに敵が見とれ居る間に蜥蜴は逃げ去るべき仕組みだ...
南方熊楠 「十二支考」
...蜥蜴(とかげ)のような血斑が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...其処の滝壺で釣れる山魚の腹からはよく蛇や蜥蜴を見出すことがあるという...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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