...いやな蜥蜴(とかげ)だ事...
芥川龍之介 「上海游記」
...女学生は蛇や蜥蜴(とかげ)の中にいつまでもじっと佇(たたず)んでいる...
芥川龍之介 「早春」
...蜥蝪はきっとラマルクよりもラマルキアンに違いないと思った...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...蜥蜴も眠れる夏の眞晝...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...蜥蜴をとって食うのがどうしていけないのか猫にわかろうはずがなかった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...蜥蜴の尾(お)が右左に揺(うご)いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...リスボンに住んだらどうだと思ふね? あそこはきつと暖かいからお前は蜥蜴みたやうに元気になるよ...
ボードレール 富永太郎訳 「ANY WHERE OUT OF THE WORLD」
...蛇や蜥蜴や守宮(やもり)の類もよいけれど...
豊島与志雄 「夢の図」
...これは先生が少し前に蜥蜴(とかげ)が美くしいと云ったので...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...蜥蜴(とかげ)の鉛筆(えんぴつ)を軋(きし)らす音(おと)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...前に述べたカンボジア初王の前身大蜥蜴だった故...
南方熊楠 「十二支考」
...アンチパロス島には蜥蜴のみありて全く蛇なし(ベントの『シクラデス』九〇頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...また蛇の腹は横に広くて脇から脇へ続いて大きな鱗一行(稀に二行)を被るに蜥蜴の腹は鱗七...
南方熊楠 「十二支考」
...こんな事から米国でも欧州でも蛇状蜥蜴(オフィオサウルス)を硝子蛇(グラス・スネーク)と呼ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...大蜥蜴がいうよう...
南方熊楠 「十二支考」
...これは伝説のバシリスクと全く別物で無害の大蜥蜴...
南方熊楠 「十二支考」
...小さな三つ眼の蜥蜴(とかげ)みたようなものになってチョロチョロと陸(おか)の上に匍(は)い上る事が出来た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...石垣の隙から蜥蝪が一疋逃げ出すと...
横光利一 「旅愁」
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