...其の自若として無慙(むざん)の蜚説(ひせつ)に意を留めざるは...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...四鮮人襲来の流言蜚語が八方に飛ぶと共に...
内田魯庵 「最後の大杉」
...又非常時に際して種々の流言蜚語(りゅうげんひご)あらんも...
海野十三 「空襲葬送曲」
...流言蜚語が盛んに飛び始めた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...宮廷内は流言蜚語の持ちきりだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...相場に関して流言蜚語(ひご)真に区々まちまち...
谷譲次 「踊る地平線」
...流言蜚語は成立しない事は勿論であるが...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...流言蜚語として一部に伝えられたものが何だかに就いては...
戸坂潤 「社会時評」
...だから之は実を云えば流言蜚語ではなかったので、夫が流言蜚語だ、というデマゴギーが新しく〔支配階級〕から発布されたということに他ならない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...流言蜚語(ひご)で満たされた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで流言蜚語(りゅうげんひご)を聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...流言蜚語が飛び交(か)つた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...無事には通れまい――と言つた蜚語(ひご)流説が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...流言蜚語(ひご)だったんだろうで済んでしまった...
久生十蘭 「魔都」
...既に三等船客の間には盛んに流言蜚語が飛んで...
牧逸馬 「運命のSOS」
...「三年蜚(と)ばない鳴かない鳥も蜚んで鳴き出しゃ呼ぶ嵐」というのが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...流言蜚語(りゅうげんひご)もさかんで...
吉川英治 「私本太平記」
...蜚虫(あぶらむし)鍵の穴のように...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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