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内村鑑三 「楽しき生涯」
...「ぢやあお嫂さんに來て戴くことに願ひませうか」と春三郎は言つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...ああいう恐ろしい病気のお方はやはりどこか一つところに固まっていて戴く方が...
橘外男 「逗子物語」
...御辺に助けて戴くような覚えはないがと申されますと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...………こないなったらもう取り成して戴くことも出来ませんでしょうし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御一緒にお茶を戴くつもりでお待ちしております」と記した井谷の名刺が添えてあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何がなもっと喜んで戴くことは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...学校教育における重要なる教科として万世一系の皇室を戴く国体の尊厳ということが教えられた...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...雪を戴くトモーロス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...山田博士にお頼みして試驗場を作つて戴く事にしました...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...単なる「冠を戴く頭」に変化さしてくれたのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...今度戴くお人形は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...暮れたのでおくって戴く...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...王冠を戴く方の悪徳を覆い隠すことはできません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...雄は頭に赤い冠を戴く...
南方熊楠 「十二支考」
...何を拵(こしら)えても貴君に食べて戴くと張合(はりあい)があります...
村井弦斎 「食道楽」
...一方は利得を守り一方は名誉を戴く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだその勲章を戴くには...
横光利一 「火の点いた煙草」
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