...黄寺にある満洲経をどうか日本に取り寄せることが出来れば取って戴くことを願うということを時の宮内大臣に申し送った...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...ここ暫く延期して戴くより仕方がないと云うことで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...必ず御首を戴く者がござりましょう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それまでにもセルギウスは聖餐を戴く度に慰安を得て心が清くなる様に思つたが...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...」それこそパルテノンを戴くアクロポリスの山でなければならなかった...
野上豊一郎 「パルテノン」
...今度戴くお人形は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...暮れたのでおくって戴く...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あなたに聽手になつて戴く方が好都合だと思ふのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...はっきり言えば……」「殿下にお約束を果たして戴くためでございます」カラハミが堂々たる気品と優雅を携(たずさ)えお辞儀した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「そんなにして戴くには及びませんよ...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...二三日の間実家の方へいらしつて戴くわけには参りませんでございませうか?」「いや...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...ローマ帝国は二分して東西各一君を戴く...
南方熊楠 「十二支考」
...それからテンピで一時間蒸焼にしてもあるいはお釜で蒸しても出来ますがこれへスポンジソースをかけて戴くとなお結構です...
村井弦斎 「食道楽」
...まだその勲章を戴くには...
横光利一 「火の点いた煙草」
...当城の隅(すみ)に泊めておいて戴くとする」「いや...
吉川英治 「江戸三国志」
...さいごの引導をさずけて戴くのかもしれません」「すぐに...
吉川英治 「大岡越前」
...こうして戴く、湯漬の味はかくべつ...
吉川英治 「茶漬三略」
...上様より戴く高禄に安んじ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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