...好きなものを好きに戴くのですによつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そんなに仕(し)て戴くと...
薄田泣菫 「茶話」
...いずれゆっくり拝読させて戴くつもりです...
太宰治 「風の便り」
...こう云う見事な生きのよい鮎を戴くなんて云うことはめったにございません」と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御一緒にお茶を戴くつもりでお待ちしております」と記した井谷の名刺が添えてあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ここ暫く延期して戴くより仕方がないと云うことで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分ばかりでなく母にも会って戴くと云っているんですから」「お前...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そのお土産を戴く...
種田山頭火 「其中日記」
...それまでにもセルギウスは聖餐を戴く度に慰安を得て心が清くなる様に思つたが...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...法事の際には参拝して饅頭などを戴くことになっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...娘はあなたの方がどうか慥に極りのつかぬうちは他の縁談は聞かさないでくれといふ次第だといつて「抂げてもどうか兄の一家のものを安心させて戴くことは出來ますまいか」といふ至極穩かな申出である...
長塚節 「開業醫」
...」それこそパルテノンを戴くアクロポリスの山でなければならなかった...
野上豊一郎 「パルテノン」
...今度戴くお人形は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...逢ひに来て戴くと嬉しいけど‥‥」真紅なソーダ水を...
林芙美子 「瀑布」
...そんなに戴くと胃吉や腸蔵がどんなに怒るか知れません...
村井弦斎 「食道楽」
...決してあんなに戴くわけはありません...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...好き!ポリゴン社からの“お土産があるよ”と戴く...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...戴く人を心に仰ぎ直すのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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