...蜿蜒(えんえん)として...
モオパッサン 秋田滋訳 「狂女」
...例の混凝土(コンクリート)の溝渠(インクライン)が蜿蜒(えんえん)と列(つら)なっているのが見えます...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...美濃(みの)一國の山々は波濤の打寄するが如く蜿蜒(ゑんえん)と連(つらな)り亙(わた)りて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...お棺にしたがった馬車の列は蜒々とうち連なっていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...やがて蜿蜒((ゑんえん))たるもとの姿にかへつたが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...お延の心にこんな交(こ)み入(い)った蟠(わだか)まりが蜿蜒(うねく)っていようと思うはずがなかった...
夏目漱石 「明暗」
...重傷者の列は蜿蜒と続いてゐるが...
原民喜 「火の踵」
...彼方は蜒々(えんえん)雲に溶け入る抗愛山脈...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...蜿蜒(えんえん)のびている涯(はて)しもない砂丘に立って...
山本周五郎 「新潮記」
...蜿蜒(えんえん)たる横列は...
吉川英治 「上杉謙信」
...蜿蜒(えんえん)数百頭の馬輛に積載して帰って行った...
吉川英治 「三国志」
...蜿蜒(えんえん)...
吉川英治 「三国志」
...この蜿蜒(えんえん)たる輜重(しちょう)の行軍は...
吉川英治 「三国志」
...あの蜿蜒(えんえん)たる防寨(ぼうさい)は」先鋒の兵は...
吉川英治 「三国志」
...陸路を車馬で蜿蜒(えんえん)の列をなして行く...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜿蜒(えんえん)何里のあいだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...何くわぬ行装(ぎょうそう)のもとに蜿蜒(えんえん)と城へさしてゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...加茂川の白い蜒(うね)りがずっと眼の下へ寄っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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